持たない暮らしで分かった、ミニマリスト生活がもたらす2つの良い効果。
今回はものを持たない暮らしの中で分かった、ミニマリスト生活がもたらす良い効果についてお話します。
その2つとは、ゆとりとメリハリです。ものが少ない暮らしは、生活の中にゆとりとメリハリが生まれやすくなります。そしてこの2つは、充実した生活には欠かせないものだと実感しています。
生活の中にゆとりとメリハリを
私は一人暮らしを始めてから、以前よりずっとものが減りました。が、ものがたくさんあった生活よりも今の方が時間を有効に使えている気がします。
それはなぜかと考えてみたとき、思い当たったことは「ゆとりとメリハリ」ということでした。
なぜ、ゆとりとメリハリが充実した生活には必要なのか。これは上手く言えないのですが、ゆとりは「目の前のことに集中する」ために、メリハリは「効率的に動く」ために、必要あると思います。
ゆとりは生活を楽しむ大事な要素
目の前のことに集中するとは、「生活を楽しむ」ことにも通じます。今日は日差しが暖かい、風が気持ち良い、すれ違った犬がかわいかったなど、自分の前を通り過ぎるどんな出来事にも気付く力です。
逆に焦りや忙しさを感じているときは、目の前のことに気付く余裕はありません。頭の中は様々な問題のことで埋め尽くされ、周りの出来事を感じることなどできなくなります。
心を亡くすと書いて「忙」とは、まさにそのとおりでした。喜び・楽しみを感じる余裕がなくて、生活が充実するはずもないからです。心にゆとりがあって初めて、人は毎日が楽しくなるんだと思います。
私も会社員時代は、ゆとりとは無縁の生活を送っていました。仕事のことで手一杯で、日々のちょっとしたことを楽しむ余裕などありませんでした。
逆に今は、ゆとりのおかげか「焦り」を感じなくなりました。会社員時代より収入は激減して将来の見通しも立たないはずなのに、不安はあまり感じません。
近所のスーパーで安く食料が手に入ったとか、信号がタイミングよく青に変わったとか、そんなことでさえ嬉しく感じたりします。会社員時代には、絶対になかったことです。
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メリハリはテキパキと動く力
メリハリの「効率的に動く」とは、「ダラダラせずテキパキと動く」ということです。スイッチOFFの状態からONの状態へ、スムーズに切り替えるためにはメリハリが欠かせないと思います。
このメリハリがないと、人は無駄に時間を使うことになります。忙しいという裏で、ついついスマホをいじったりテレビを見たりしてしまうのはメリハリがないせいだと思います。
私の場合、以前は朝起きて着替えるまでにかなりの時間差がありました。その間にスマホゲームをしたりテレビを見たりと、相当無駄なことに時間を浪費していました。
それが一人暮らしになって、自分でなんでもやらねばならないことに。それからは、自然とメリハリを意識するようになりました。何でも放ったらかしにせず、すぐ済ませるようにしたのです。
やるべきことは、実家ぐらしのときより増えたはずです。けれどもダラダラしないせいか、用事は意外と早く終わります。息抜きも意識的に取り入れるなど、「時間をコントロールしている」と思えるようになりました。
空いた時間は読書に当てたり早めに寝たり、その日の気分で自由に使っています。ダラダラせずにメリハリをつけて動くと、ゆとりも生まれやすくなって相乗効果があるように思います。
心に余裕を持たせるなら、ものを減らすのにおすすめです。ものを減らしたことで行動が変わり、その行動が余裕を生んでいるように思います。
生活の中でゆとりとメリハリを持つのに効果的な方法は、次回の記事でお話します。