ミニマリストらしい服はない。自分の生活から考えるファッションとは?
今回は、自分の日々の生活から考えるファッションの話です。洋服を着る目的の1つは、「日々の暮らしを快適・豊かにすること」だと思います。これは、ミニマリストにも当てはまるのではないでしょうか。
「シンプルな服でなければいけない」「ユニクロ・無印を着る」など、色々な意見がありますが、個人の服装に「かくあるべき」というものは本来ないはずです。
少ない服で暮らすのなら、自分が気に入った服を残す方が後悔がありません。ミニマリストになるからといって、自分の好みを無理に変える必要はないとも思います。
ミニマリストのファッションに正解はない
究極、「これを着ればミニマリスト」という正解はないです。と共に、「何着以上持ったらいけない」というルールもありません。
たとえ100着でも、「自分にはこの量がピッタリだ」と思えば最小限の暮らしだし、逆に20着しかなくても「多すぎる」と感じれば余計なものを持っていることになります。自分が、どう思うかの問題です。
そこを無視して「ミニマリストだから無地だけを着よう」とお気に入りの花柄ワンピースを断捨離したり、「減らせば減らすほど良い」と必要な服まで手放しては、自分で自分の首を締めてしまいます。
持たない暮らしの楽しいところは、「自分が良いと思うもの、必要なものだけを選ぶ」という点だと思います。毎日着る洋服こそ、自分の感覚で選ぶことが一番大事ではないでしょうか。
自分の生活に合った服装とは?
「好きな服装やスタイルが分からない」というときは、今の自分の生活からファッションを考えるのもありかと思います。主婦の人や会社勤めの人、自営業など、それぞれ快適な服装は全く違います。
私の場合は自宅が仕事場の在宅ライターなので、楽に過ごせるカジュアルな服ばかりです⇒少ない洋服でもファッションを楽しむ、8着で着回す春のコーディネート術
オフィスワークが主ならフォーマルに近いワンピースやブラウスが、兼業主婦であれば、会社でも自宅でも便利なオフィスカジュアルなど。ライフスタイルによって、過ごしやすい服は変わるはずです。
自分の生活にあったファッションの中から「着たい」と思うものだけを選べば、それが自分のオリジナルスタイルになっていきます。そのためには、やはり「自分の感覚」で考え、判断することが欠かせません。
自分がおしゃれをする目的は?
また、人によって「おしゃれをしたい目的」も違うと思います。「自分が好きな服だけを着たい」「似合う服を無理なく着こなせれば良い」「周りからおしゃれに見られたい」など、色々あるのではないでしょうか。
同じようなライフスタイルでも、おしゃれの目的によって選ぶ服も変わってくるかと思います。目的自体に正しい・間違いはなく、大事なのは「軸をぶらさない」ということです。
軸がぶれると「オンのときはフェミニン、オフのときはラフ」のように、そのときどきでスタイルが大きく変わったりします。これでは、「自分の着たい服」が分からなくなる危険性があります。
場面によってファッションを変えるのも楽しいですが、服も増えるしコーディネートを考えるのも面倒になるしで、ハードルは高いです。服選びに迷ったら、「自分のおしゃれの原点」に立ち返ることも大切です。
軸をぶらさずに服を選んでいると、だんだんと「自分の着たい服」が分かるように。すると、服を減らしやすくなったり少ない服でも満足できるようになってくるかと思います。
洋服は身近だけに、日々の暮らしにも大きな影響が出るものです。だからこそ、今の自分にぴったりな服を厳選することが大事ではと思います。
そして自分にぴったりな服装には、「着たい」と思う気持ちも必要です。最後で肝心になってくるのは、やはり自分の気持ちではないでしょうか。