キッチンは、なくても困らないもの多い。ミニマリストな暮らしの中で実感したこと
ものを持たない暮らしの中で実感した「なくても困らないもの」。今回はキッチンの道具に関してお話しします。
なければないで、何とかなる
実家から独り立ちしてまだ3週間、家の中は未だにスッカラカンです。生来の物ぐさも手伝って、必要なものを買い足すということもほとんどしていません。
が、人間、ものがなければないで何とかなります。「どうしてもこれがないとやっていけない」というものは、意外と少ないものです。
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何か不便なことがあったときは、まず自力でどうにかできないかあれこれ画策。今はネットもあるので、解決方法を探すにも困ることはありません。
そうしていると、新しいものを増やさずとも切り抜けられることがままあります。そうやって手探りで何とかしていくのも、パズルのようで結構楽しいものです。
以下、キッチンになくても案外困らなかったものを挙げていきます。
やかん
お湯やお茶を沸かすためのやかんはなし。代わりに、実家から持ってきた電気ケトルを使っています。
以前は全く使わなかったものの、一人暮らししてからは手放せないくらいの便利家電です。お白湯を飲むときなど、ちょうど少ない量を沸かすのに重宝します。
やかんに火をかけるとちょっと時間がかかりますが、電気ケトルだと1分経たずにお湯が沸騰。お湯がほしいときにすぐ沸かせて助かっています。
ポット
電気ケトルで使い切る分だけのお湯を沸かせば、保温用のポットも必要ありません。
本当は、節約するならまとめて沸かして保温した方が良いのかもしれません。けれどポットの置き場所やお手入れの手間も考えると、その都度沸かす方が私の性に合っています。
食器用洗剤
食器を洗うときは、洗剤の代わりに重曹を使っています。ガンコな油汚れは、重曹を思い切り塗りつけて一晩置いておくとピカピカに。洗剤よりもエコで、気にせず使えるところが良いです。
今は、100円ショップの重曹を使用中。
洗剤を使うと、食器をすすぐのも少々手間がかかります。実家で食器洗いしていたときは、念入りにすすがないと泡が残ったりするのが面倒に感じていました。
重曹の場合は水で軽く流せばサッと落ち、万が一口に入っても害はありません。小さな子供がいる家でも、重曹なら安心して洗い物や掃除に使えるかと思います。
100円ショップの重曹がなくなったら、1kg分くらいの食用の重曹を買おうかと思っています。うまく使えば、パンケーキなんかも作れるかもしれません。
スポンジ
台所のスポンジは、衛生面であまり良いイメージがありません。そのため、一人暮らしするときはスポンジは使わないようにしようと密かに考えていました。
スポンジの代わりは、「ガラ紡糸」という製法で作られた「びわこふきん」を使っています。
見た目はただの木綿のふきんですが、なんと水だけで食器の汚れが落ちるという底知れぬパワーを秘めたお掃除アイテムです⇒びわこふきんで食器洗い。ミニマリスト生活を目指す私のシンプルな洗い物
食器洗いにびわこふきんを使い始めてからは、重曹の出番すらも激減しました。水で汚れをあらかた落とし、びわこふきんを使えばほとんどの汚れがきれいになってしまうからです。
実際にこれで食器を拭うと、面白いくらいに油汚れや焦げ付きが落ちていきます。ふきんの汚れも、水でゴシゴシ洗えば大半は落ちてしまいます。
それでも汚れがひどくなってきたときは、熱湯でグツグツ煮る「煮洗い」なる方法が有効なようです。ふきんを洗うときは、この煮洗いを試してみようと思います。
強力すぎる吸着力
ただ1つ気がかりなのは、このふきんの強すぎるパワーです。その吸着パワーはとても強力で、フライパンの塗装が落ちてしまうほどの威力があります。
表面に模様がかかれたお皿やカップに使うときは、強くこすらないよう注意が必要です。あるいは、模様は避けて拭った方が安全かもしれません。
三角コーナー
生ゴミなどを置く三角コーナー。そのままほったらかすとすぐに虫や臭いが発生するので、置くのは止めました。これがないと、シンクを拭くときも面倒がないのでいつもピカピカにできます。
問題の生ゴミは、三角コーナーの代わりに冷凍庫へIN。ビニール袋に入れて、捨てるときまでピキピキに凍らせておきます。凍らせておけば腐ることもないので、最大で1週間くらいは保管することも可能です。
生ゴミが目につく場所にないと、「掃除しなきゃ」「片づけなきゃ」というプレッシャーがありません。すぐに片づけられなくても、暇なときに捨てれば良いだけなのでストレスも減らせます。
食べ物が入ってる冷凍庫に入れて良いものか?
「生ゴミと食品を一緒にしたら汚い」という考えもありそうですが、室温で長らく生ゴミを放置する方が細菌の発生率は上がるはずです。特に小さいキッチンでは、近くで料理をするのは衛生面で不安があります。
食品を扱うことの多いシンクは、特に菌が発生しやすい場所のようです。なるべく清潔に保つためにも、生ゴミはシンク近くに置かない方が良いと思います。
気になるようなら、しきいで生ゴミ専用スペースを作れば、食品と混合することはありません。ビニールを2重にしたり紙袋の中に収めるようにすれば、外にもれる危険性も減らせます。
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洗い物用たらい
食器洗いはシンクの中で、水を流しながら済ませてしまっています。洗い物の量も少ないので、水を溜めて洗うほどではありません。
水を溜めたいときも、雑巾などで排水口にフタをすれば何とかできます。大きくて場所をとるたらいは、私のキッチンではかえって不便です。
食器用水切りカゴ
洗い物のたらいと並び、水切りカゴもキッチンの大きな場所を占領するグッズです。そこで食べた後の洗い物は、その場で拭いて直接食器スペースへ戻すようにしています。
本当は完璧に乾燥させた方が良いようですが、我が家はカピカピに乾燥しきっているので今のところは大丈夫と信じています。が、これから暖かくなってきたら対策を考えた方が良いかもしれません……。
さらに現状、食器を上に置くクロスもないのでキッチンに直置き。食器洗いの後は、決まって周囲がビシャビシャになります。現在はふきんで拭いていますが、もっとうまい方法を考えた方が良い気もします。
最低限のものでも、何とかやっていけるキッチン。一人暮らしの小さいスペースでは、もの1つを増やすのも大きな冒険。なるべく今あるもので済ませるのが一番の理想です。
それに加え、キッチン周りは衛生面が心配なので、そこを考えながら「持つもの・持たないもの」を探っていかねばなりません。色々な方法を参考にしつつ、自分にベストな位置を見つけていこうと思います。