クローゼットの中の断捨離で、本当に着たい洋服だけを残せるたった1つの質問とは。
今回はクローゼットの中の断捨離で、本当に着たい洋服が分かるシンプルな方法をお話します。
技術に体力、まとまった時間は不要。ただクローゼットの前に立って、自分に「ある質問」をするだけです。
「今」に焦点を当てる
収められている洋服を見ながら、こう心のなかで聞いてみてください。
「もし自分が後1週間の命だとしたら、何を着たいか?」
1週間每日違う服を着るとして、どの7着を選ぶか?どうせなら、自分が本当に好きな服を厳選して着たいと思うのではないでしょうか。
ヘビロテ中の服はもちろん、特別な日用のおしゃれ着や、着よう着ようと思って着られなかった服など。クローゼットの中に眠りっぱなしの服も、どんどん掘り起こせるかと思います。
実際に7着を選んだら、ぜひ日常生活の中でどんどん活用してみてください。お気に入りの服を着るようにすると、気分が上がって暮らしにも張りが出てきます。
少ない服で着回したり、洋服を汚さないようにする工夫もできます⇒洋服の断捨離でファッション上手。ミニマリスト流、10着コーディネートの心構え
もっと服を絞るなら明日でも良いし、もう少し余裕を持つなら2週間や1ヶ月でも良いです。肝心なのは「限られた1日1日の中で、着たいと思う服だけを残す」ということです。
期限を付けると効果的に断捨離できる
「いつでも着られる」「いつかは着られる」と思ううちは、人はなかなか行動に移せません。お気に入りの服を着るチャンスは、決して無限にあるワケではないことを意識する必要があります。
少々大げさでも「命の期限」を意識するのは、「今」に焦点を当てるのにとても効果的な方法だからです。また、こうして制限時間を作る方が洋服選びにも真剣味がでます。
[ad#kijinaka]
先のことは誰にも予想できない
なぜ「今」着たい服を優先的に残すかというと、未来のことは誰にも予想できないからです。今のお気に入りが、数年後にもお気に入りだとは100%は言い切れません。
スタイリストの地曳いく子さんも、今着たい服を選ぶ方が良いといっています⇒「服を買うなら、捨てなさい」の地曳いく子さんに学ぶ、自分らしいファッションの秘訣
かくいう私自身、去年の今頃は自分がミニマリストを目指して断捨離に目覚めるなど毛ほども思っていませんでした。ましてや、30年以上住み続けた地元を離れるなど考えてもみなかったことです。
ファッションについても、30代に突入してからは服の好みが微妙に変わってきました⇒枯れ女のミニマリストが着る、背伸びしない30代女性のファッションとは?
年齢を重ねるのを見越したコーディネート方法もあるとは思いますが、30代には30代らしい、40代には40代らしいコーディネートがあるのではないでしょうか。40代の服装は、40代になったら考えれば良いと思います。
着たい服を着れるときに着ないのは、その分チャンスを浪費することです。いざ着ようとなったとき何らかの事情で着られなかったら、「あのとき着ていれば……」と後悔もあるかもしれません。
服のことで寿命を持ち出すのは考え過ぎかもしれませんが、一事が万事です。本当に着たい服を選ぶことは、ほかのものごとを選びとるときにも役立つと思います。
逆に、着たい服を選べないのに、もっと大きな決断を下すのは難しいのではと思います。明日死んでも後悔しない服選びは、選択する力を磨く訓練にもなるのではないでしょうか。