髪を上手く自然乾燥する方法は、健康な頭皮ケアにかかっている?
夏場の暑いときやドライヤーが面倒なときは、髪を自然乾燥させることがよくあります。しかし「ハゲる」「頭が臭う」など、あまり評判はよろしくありません。
確かに髪の乾かし方は、とても大事です。しかし一番重要なのは、髪が生えている頭皮の健康ケアにかかっているのではないでしょうか。
夏場に実験してみた結果
今年の夏は、暑さ対策は窓から入る自然風のみ。無風の熱帯夜は、ドライヤーなど暑苦しくてとても使えたもんじゃありません。そんなときは、決まって自然乾燥です。
しかしネットを見ると前のようなネガティブな情報ばかりです。そこであえて、「自然乾燥を続けたらどうなるのか?」と実験をしてみました。
1週間、ドライヤーを使わず自然乾燥
8月の暑さがピークの頃、全くドライヤーを使わずそのまま就寝。これを1週間続けてみましたが、皆が言うほど頭が臭う事態にはなりませんでした。
確かに、濡れた頭皮はそれなりに臭います。が、翌朝になればすっかり乾いて臭いも減るのです。1~2日ならまだしも、7日続けてもひどくはなりませんでした。
(髪型が楽ちん優先のショートカットなのも、良かったのかもしれません。ロングヘアの方は注意してください)
ただドライヤーに比べ、クセがやや強くなった印象はありました。くせ毛体質の人は、ドライヤーの方が安全そうです。
自然乾燥のポイントは頭皮ケア
自然乾燥で髪が臭う大きな原因は「雑菌の繁殖」だそうです。湿気で群れた頭皮は、菌にとって居心地の良い環境なんだと思います。
ならば、頭皮を菌にとって居心地の悪い場所にすれば、繁殖しないことにもなるのではないでしょうか。
タオルドライは念入りに
ドライヤーを使わないので、タオルドライは念入りです。しっかり水気を拭きとったうえで、ターバン状に巻くのもありかと思います。
真冬の時期にも、タオルドライでしのいだ経験があります⇒ドライヤーがないとき、髪の毛へのダメージを抑えつつ自然乾燥させる方法
私はあまりガシガシふかず、上から押さえつけるようにして髪の水分を絞り出していました。これを何回かやると、だんだんと髪が乾いてきます。
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丈夫な頭皮が一番の秘訣?
なるべく乾燥させるのも大事ですが、それ以上に大切なのは頭皮そのもののコンディションだと思います。雑菌が繁殖するのは、頭皮が弱っているのも原因の1つだからです。
本来の頭皮は、雑菌がつかないように皮脂などのバリア機能がちゃんとあります。けれどシャンプーのしすぎやカラーリングなどをやりすぎると、頭皮がダメージを受けて弱ります。
シャンプーの危ない成分の話はこちら⇒抜け毛に悩む女性は要チェック。予防に効果的な、頭皮に良いシャンプーの条件。
ダメージを受けた頭皮は本来の力を発揮できず、髪も弱り外からの刺激に弱くなります。雑菌が繁殖しやすくなるのも、頭皮のバリア機能が弱っているせいもあると思います。
私もシャンプーの成分が恐ろしくて、ここ1~2年は湯シャンです⇒節約しながら髪のトラブルを解消?湯シャンの効果とメリット
湯シャンに切り替えてからはフケやかゆみが減り、トリートメントも要らなくなりました。シャンプー代はタダだし頭を洗うのが楽になったしで、ズボラな枯れ女的にも良いことづくめです。
どんなシャンプーを試してもダメだった人は、いっそシャンプーごと止めるという手も考えてみてください。
くせっ毛の人はドライヤー推奨
ずっと自然乾燥できれば、こんなに楽なことはありません。しかし前でも言ったのですが、ずっと続けるとくせ毛がひどくなります。
あまりにクセがひどいと、結局シャワーした後にドライヤーで乾かすことになります。自然乾燥は楽ですが、くせっ毛の人ほど最初からドライヤーを使う方が手間が減るかもしれません。
頭皮に雑菌を繁殖させない秘訣は、強い成分を頭皮につけないケアだと思います。巷には、頭皮に刺激の強すぎるものが多すぎます。
自然乾燥は個人の相性もあると思いますが、頭皮への刺激を避けるのは髪のためにもおすすめしたいです。