初心者でも難しくない、30分で終わる格安スマホ買い替え後の設定方法
格安スマホに買い替えてみたいが、初期設定などが難しそう。そんな人でも確実にできる、格安スマホの設定方法を紹介したい。
たとえ格安スマホでも、扱いはそこまで難しくない。メインの初期設定だけなら、30分で十分だ。買い替えから設定までスムーズに済ませるにはどうしたらいいか、みていく。
格安SIMは設定が難しい?
大手キャリアなら、設定もショップで手伝ってもらえる。一方ネット店舗がメインの格安SIMは、困ったことは自分で解決するのが基本だ。大手と格安の差は、人任せにするか自力でやるかという部分だとも思う。
私は先日、トラブルでスマホを新しく買い替えた。詳しくはこちら⇒【悲劇】格安スマホが故障。いそいで機種変更した時の対処法
突然のことだったので時間も無かったが、その日のうちにほぼ100%復旧できた。新しい機種さえゲットできれば、初期設定は簡単なのだ。分からないことは、ネットに答えが書いてあった。
最初の10分で本体の設定
スマホを普段通り使えるようにするだけなら、10分で設定できる。ここでは、私が復旧した手順を元に見ていきたい↓
SIMカードをスマホに挿そう
まずは古いスマホからSIMカードを取り出し、新しいスマホに挿す。スマホはSIMカードがないと始まらないのだ。
ひと昔前は裏ブタをパカっと開けて挿したものだが、最近はスマートに進化して裏ブタがない。SIMカードを挿すときは、専用のピンでSIMカード用のトレイを引き出すスタイルだ。
ピンというのは、スマホに付いてくるこれのこと↓
取り出すとこんな感じ↓
私は最初ピンの存在に気づかず、ゴミと一緒に捨てるところだった。私と同じことをやってしまった人は多そうだ。
ピンの代わりに針金やクリップが使えるらしいが、壊れたときの保証がない。安全のためにも、ピンはしっかり取っておきたい。
私が持っているZenfone3の場合、SIMカードの挿し方はこんな感じ↓
1.ピンを挿してトレイを取り出し
2.トレイにSIMカードをセット
3.トレイを本体に戻す
SIMカードが無事に読み込まれれば、スマホ設定の準備はOKだ。
APNの設定
次にスマホをネットに繋ぐため、APN設定を済ませる。以下の手順は楽天モバイルの場合だ。
1.設定の「無線とネットワーク」→もっと見る(その他)をタップ
2.モバイルネットワーク→アクセスポイント名へ
3.使っている格安スマホのキャリアをタップ
4.以下の項目を設定↓
・APN名…「rmobile.jp」or「rmobile.co」
・ユーザ名…rm
・パスワード…0000
・認証方法…PAPまたはCHAP
キャリアによって内容は変わるので、サイトでチェックしてみてほしい。設定が正しければ、ネットや電話が使えるようになる。
ブルーライトフィルタ
APN設定だけで十分だが、私はプラスして目に優しいブルーライトフィルタを設定した。
Zenfone3の場合は、
1.設定→ディスプレイ→画面カラーモードへ
2.ブルーライト軽減フィルタを選ぶ
という感じで設定できる。元からフィルタ機能が付いてて便利だ。
もしスマホにブルーライトフィルタ機能がなくても、アプリがある。自分が使いやすいものを探してもいい。
省電力設定
スマホは電池の消耗が早いので、ついでに省電力設定もやっておく。スマホ本体の「省電力モード」にするだけでも、持ちが違う。
さらに設定から、電池の最適化もできる↓
・設定→電池へ
・タブ→電池の最適化をタップ
・使わないアプリなどを最適化する
だが電池の最適化は、メールやアプリの通知が遅れたりする。GメールやLINEなど大事なアプリは、最適化しない方が便利だ。
[ad#kijinaka]
20分でできるデータのバックアップ
古いスマホからの買い替えたときは、データをバックアップする手間もある。初期設定が済んだ後、パパっとできるバックアップ方法を見ていく↓
Googleアカウントの同期は最強
Androidスマホの場合、Googleアカウント1つでほぼバックアップが済む。古いスマホで使っていたアカウントに、新しいスマホでログインするだけだ。
私がGoogleアカウントで復旧したものはこんな感じ↓
・Googleメール
・Chromeのブックマークなど
・Google playのライブラリ(どんなアプリを使ってたかのリスト)
・Googleカレンダーの予定
・Googleドライブ&フォト
ほかにGoogleで使っているサービスがあれば、だいたい復活できる。Googleさまさまだ。
もしGoogleアカウントを持ってないという人は、ぜひ作ってほしい。Googleメールからアカウントを作るのがおすすめだ。
連絡先のBUもGoogleで
電話帳に入っている連絡先も、Googleアカウントで新しいスマホに移せる。やり方はこんな感じ↓
★古いスマホでやること
・アプリ画面→連絡先アプリをひらく
・タブ(□が3つ縦に並んだやつ)→連絡先の管理→連絡先のコピーへ
・次の場所から連絡先をコピー→デバイスを選ぶ
・コピー先→Google→OKを選ぶ
・連絡先がGoogleアカウントにコピーされる!
★新しいスマホでやること
・アプリ画面→連絡先アプリをひらく
・タブ→アカウントを選ぶ
・Google→Googleの同期設定へ
・連絡先の同期をONに
・連絡先が新しいスマホに同期される!
念のためデータそのものをスマホへ移したいときは、
・アプリ画面→連絡先アプリをひらく
・タブ→連絡先の管理→連絡先のコピーへ
・次の場所から連絡先をコピー→Googleを選ぶ
・コピー先→デバイス→OKを選ぶ
・連絡先がスマホにコピーされる!
Googleの同期を使えば、SDカードを使わず連絡先のバックアップができて楽。新しいスマホでも、マメに連絡先をGoogleアカウントへコピーしておくと便利だ。
アプリはGoogleプレイのライブラリから
今まで使っていたアプリは、Googleプレイのライブラリからダウンロードできる。まずは、メインで使っていたアプリを最低限入れれば十分だ。
長くスマホを使っていると、使わないアプリなども増えていく。買い替えのついでに、使わないアプリはどんどん切り捨てるのがいい。
取りあえずLINEだけ復活させよう
スマホユーザーの大半は、LINEで連絡を取っているんじゃなかろうか。まっさきにLINEを入れておけば、まず安心だ。
トーク内容も引き継ぎたいときはこちらから↓
★古いスマホでやること
・設定→トーク→トーク履歴のバックアップ・復元へ
・Googleドライブにバックアップ→OKをえらぶ
・履歴がバックアップされた!
トーク内容が不用なときは、引き継ぎだけでいい↓
★新しいスマホでやること
・設定→トーク→トーク履歴のバックアップ・復元へ
・復元する→OKを選ぶ
・トーク内容が復元された!
LINEのアカウントを引き継ぐ手順はこちら↓
★古いスマホでやること
・LINEにメールアドレス&パスワードを登録
・設定→アカウント引き継ぎ設定へ
・アカウントを引き継ぐ→ONにする
・アカウント引き継ぎの準備OK!
★新しいスマホでやること
・LINEアプリをインストール
・ログイン→メールアドレス&パスワード入力
・電話番号入力→SMSメッセンジャーに番号が届く
・SMSで届いた番号を入力
・引き継ぎできた!
とりあえず、日常で困らない設定は済んだ。GoogleとLINEがあれば、なんとかなる世の中だ。
余裕があるときにやりたいこと
LINEの復旧までなら、30分あればできるかと思う。残りはよゆうがあるときに済ませておきたい設定だ↓
写真はGoogleフォトが便利
写真やイラストの管理は、Googleフォトが使える。Googleアカウントで同期しておくと、どの端末からでも写真がみれて便利だ。
写真をドライブへアップするときは、取っておきたい写真だけ選ぶといい。私はそのつど、ブログなどで使う写真をアップしている。
もし自動で同期したいときは、
・設定→バックアップと同期へ
・端末のフォルダのバックアップ
・バックアップしたいフォルダを選ぶ
とするといい。
残りのデータはPCを使って移行
大体はGoogleアカウントの引き継ぎで済むが、それでは移し替えできないデータもある。写真以外の文章ファイルや、アプリのセーブデータなどだ。
そういうものは、PC経由で新しいスマホに送りこんだ。私がやった方法はこちら↓
・古いスマホをUSBでPCにつなぐ
・PCからスマホにアクセス
・スマホ内部のフォルダからお目当てのファイルをコピー
・コピーしたファイルをPCに保存
・新しいスマホをUSBでPCにつなぐ
・コピーファイルをスマホへ移動
お目当てのファイルがどのフォルダに入っているか、分かりにくいのが厄介だ。私はファイル情報の「ファイルの場所」を手がかりに、フォルダを見つけ出した。
新スマホへファイルをコピーするときも、対応するフォルダに入れる方が分かりやすい(撮影写真は写真フォルダに入れるなど)。くれぐれも、変な場所にアクセスしないよう注意したい。
残りのアプリダウンロード
メインのアプリ以外に使うアプリは、その都度ダウンロードするのがいい。しかし一度にたくさんアプリを入れると、データ通信量も大量に使うので注意だ。
おすすめは低速モードにして、寝ている間にダウンロードすることだ。朝起きれば、ほぼダウンロードは完了しているだろう。
スマホの初期設定は、早めにチャチャッと終わらせたい。ちゃんと順番通りにやれば、うまいこと引き継げる。
一度自分でできれば、その後スマホを買い替えたときも安心だ。人に任せるのもいいが、自分でやった方が時間もかからないし気軽だ。