バッグインバッグに頼り過ぎてない?今すぐできる、基本的なカバンの中身の整理方法。
どんなにファッションがビシっと決まっていても、カバンの中身がゴチャゴチャでは台無しです。バッグの中を整理するはずのバッグインバッグの中まで、いつしかグチャグチャ……。機能的にもとても不便です。
バッグの中身も家の荷物も、基本は同じ。バッグインバッグなどの収納を駆使せずともスッキリ片付く、シンプルな整理方法をお話します。
バッグの中身をキレイにすることは、家の中をキレイにすることにも繋がります。本格的な断捨離の前に、まずはバッグの整理から始めるのはどうでしょうか?
ポケットの中身をチェックする
バッグのポケットは、無造作にものが詰め込まれがち。まずはカバンの内ポケットやファスナー付きポケットなど、全てのポケットの中身を出してください。
ここで「そんなに大したものは入ってない」と思った人。バッグのポケットの中身、全て覚えていたでしょうか?それほど、ポケットというものは無意識でものが溜まりやすいのです。
私は未だに、油断するとポケットが細々したものでいっぱいになります。たまに中を改めると、こんなものが出てきたりはしないでしょうか?
・半年前の映画の半券
・1年以上前のテーマパークのチケット
・お出かけでお土産を買ったときのレシート
・もらいっぱなしのポケットティッシュ
・街中でもらったチラシ・サンプル
・食べかけのお菓子
最後のお菓子以外は、私がポケットに入れたまま実際に忘れてしまうものです。しかしお菓子好きならば、おそらく食べ物系もバッグの中に散乱しているはずです。
1つ1つは大したことがなくても、積もり積もれば立派なお荷物。よく分からないものがバッグに入っていること自体が、すでに汚部屋ならぬ「汚カバン」になりかけているサインなのです。
バッグインバッグを使っている場合、その中身も全出しします。メインのカバンに劣らず、こちらも細々したものが吹き溜まります。
バッグの見える部分が散らかっているほど、見えない部分はもっと悲惨です。ポケットの中身を出すだけでも、カバンは見違えるようにスマートになります。
ポケットの少ないシンプルなバッグを使う
ポケットが多いカバンは便利そうに見えて、実は意外に不便です。ヘタに入れられる場所が多いと、必要なものをどこにしまったのか忘れてしまう危険性があります。
整理のコツの1つは、「ものの定位置を決める」ということ。しかし収納スペースが多いと、その定位置すらも決まらないことが多いのです。
「必需品はバッグインバッグの中」と決めていても、整理下手はそれを守りません。私もよく取り出すパスケースなどは、リュックの底だったりサブバッグの中だったりと、場所がひんぱんに変わります。
さらに悪いことに、そのしまい場所もすぐ忘れます。駅の改札でパスを取り出そうとしたら、何故かない。一体どこだと焦ってゴソゴソやる姿ほど、カッコ悪いものもありません。
整理が苦手な人間にとっては、バッグのポケットすらも危険なのです。良く使うバッグほど、シンプルで収納が少ない方がおすすめです。
用済みのものはバッグから出す
たまに中身を整理しても、いつの間にか散らかってしまう。これは、用が済んだものをいつまでもバッグの中に入れておくからです。家に帰ったら、その都度荷物はバッグから出してください。
前に言った映画の半券やポケットティッシュなどは、特にすぐ忘れる筆頭。さっさと出さないと溜まる一方なので注意です。
仕事のカバンならば、昔の書類などがそのままになっているかもしれません。紙類はかさばる上に重いので、マメにチェックして断捨離することをおすすめします。
私は外から帰ったら、最初にバッグインバッグをクローゼットの定位置に戻します。ついでにバッグインバッグの中身をチェックして、レシートや期限切れのクーポンが入っていたら捨てています。
本当に必要なものしか入れない
単純に持ち歩くものが多すぎるというのも、カバンが散らかる原因です。いつものバッグの中に、何か余計なものを入れてはいないでしょうか?
例えば化粧品にしても、ポーチを丸ごと持っていくとかさばります。外出ならば、リップとファンデーションだけに留めておくなど、ものの厳選が欠かせません。
ちなみに私がいつも持ち歩くのは、こんなものです⇒枯れ女のミニマリストには、お出かけの持ち物はこれだけで十分だった
私もたまに遠出するときは、読みかけの本やipodなども持って行きたくなることも。しかし結局使わないことも多いので、今は身軽なことを最優先にしています。
バッグの2個持ち
バッグ1つで足りない場合は、サブバッグに入れる。荷物は増えますが、1つのバッグがパンパンになるよりスマートです。サッと中身が出せる手提げカバンが便利です。
私がサブバッグを使うのは、図書館で大量の本を借りたときなど。折りたためる手提げを持っていって、その中に入れて持って帰ります。本は重いので、リュックなどに入れると傷む心配もあるからです。
飲み物や食べ物、脱いだ上着、買い物袋など。かさばるものは全てサブバッグに任せ、メインカバンには貴重品しか入れないのも良い手です。
バッグの中が汚いのに、部屋がキレイということはあまりありません。バッグの中身は、部屋とつながっているのです。
バッグの中をキレイにするコツも部屋をキレイにするコツも、ほとんど変わりません。スマートなバッグは、スマートな部屋づくりへの足がかりなのです。