どれを新居へ持っていく?引っ越しついでの断捨離に失敗しない5つのコツ。
引っ越しのとき、いらない荷物の断捨離を考えることは多いんじゃないでしょうか。そんな引っ越しついでの片付けで、失敗しないコツを紹介します。
私も2度の引っ越しで、8割以上の荷物を捨て去ってきました。そんな中でも、もっと効率よく片付けを進められたんじゃという思いもあるのです。
どんな点に気を付ければ、引っ越しの断捨離がスムーズになるのか?私の実感から、詳しいポイントをお話します。
1.断捨離→荷造りの順番を守る
引っ越しついでの断捨離は、特に段取りが大事です。
・荷物の断捨離→荷造り
という順番を守るようにするだけでも、ずい分と早く片付くと思います。
しかし実際の引っ越しでは、荷造りしつつ断捨離などということが普通に起ります。時間が限られるなかで目の前の作業に追われると、どうしても冷静な判断が出来なくなるのです。
私も段ボールから荷物を出したり入れたりと、荷造りには引っ越しの前日まで悩まされました。特に迷ったオタクグッズと本は、ダンボールの中に入れるものの、翌日にはまた外へ出すということが良くありました。
これも「断捨離→荷造り」のルールを徹底していなかったのが、大きな理由だと思います。最初に断捨離を厳しくやれば、二度手間もかなり減らせたはずです。
さらに一人暮らしの引っ越しだと、一人で全ての作業をやらねばなりません。あれもこれもと同時にやるより、1つのことをやりきってから次に進んだ方が確実なんじゃないでしょうか。
ダンボールの確保ひとつでも、苦労した経験があります。引っ越し用の段ボールを探し回ったはこちら⇒荷物が少ない人向け、引っ越し用の大きいダンボールを無料で入手する方法。
引っ越し直前に焦らないためには、普段からいらない物を片付けておくのが理想です。荷物が少なければ少ないほど、断捨離の労力はもちろん、引っ越し自体の手間も減らせます。
断捨離で困ったときは、こちらを参考にしてみてください⇒物を捨てるのに悩んだらチェック。一人暮らしにおすすめの断捨離方法まとめ。
2.ギリギリまでガムテープで封をしない
段ボールが開けっ放しだと、ガムテープでキレイに封をしたくなるかもしれません。が、それでも、引っ越しギリギリまでダンボールの封はしない方が安全です。
引っ越しでは、「普段使わないものから荷造りする」というのが基本ルール。しかし断捨離を進めていくと、「普段使わないもの」というのがどんどん無くなっていきます。
すると必然、「普段から使っているもの」をメインに荷造りせざるを得ない状況に。ガムテープで封をすると、数あるダンボールの中から捜索するのが面倒になるのです。
また、ダンボールの数の都合で、詰めた荷物を入れ直しという事態もよく起こりました。こういうときも封がしてあると、荷物の入れ替えが手間です。
ちなみに私の場合、2度めの引っ越しのときに家にあったのは、
・普段から着ている服
・一人分の食器
・歯ブラシ、掃除用具などの日用品
・ノードなどの文房具
・大事な書類などの貴重品
・炊飯器などの家電
・姿見
・オタクグッズ
・本
といった感じでした。この中で普段使わないものというと、オタクグッズと本くらいしかありません。
しかし前の「断捨離→荷造り」のルールのところでも言いましたが、グッズと本はダンボールからの出し入れが頻繁でした。そしてそのたびに、私はガムテームをベリベリと引っぺがしていたのです。
ガムテープで封をするのは、引越し前の夜でも十分間に合うと思います。自分が納得するギリギリまで、封をするのは待ってみて下さい。
3.貴重品の断捨離は新居でやる
あまりに荷物が片付かないと、「セイッ」と荷物を一斉に捨てたくなることも。が、勢いに任せて断捨離すると、その分後悔する危険性も高まります。
断捨離で後悔しやすいポイントは、こちらでも紹介しています⇒断捨離で後悔する5つのタイミング。こんなときにものを捨てるのは止めよう。
特に貴重品の断捨離ほど、落ち着いた環境でじっくり取り組んだ方が良いです。思い入れが強いものほど、しっかり時間を作ってください。
私がオタクグッズを断捨離したときは、4日かかりました。詳しくはこちら⇒ミニマリストを目指すオタクが断捨離した経験談。大量のグッズを片づけは疲れます。
お気に入りのグッズなどは、大体が必要ないものです。引っ越しなどが迫ると、ゴソッと手放したくなります。が、引越し後に気分が落ち着くと、「やっぱり捨てなくて良かった」とホッとすることも多いです。
4.引越し先で楽に買えるものは捨てる
逆に、引越し先で楽に買えるものというのもあります。100円ショップの日用品などは、引越し先で買い替えた方が正直楽ちんです。
かくいう私は、100円ショップのたらいや、消耗品のトイレットペーパーまで新居へ持ち込みました。これは「捨てたらもったいない」という思いと、少しでもお金を節約したかったからです。
しかしそのおかげで、荷造りに苦労しました。私が試行錯誤した話はこちら⇒引っ越しの片付けが終わらない。一人暮らし30代がやっている荷造り対策とは?
その一方で、1年使ったフライパンは断捨離を。こちらは取っ手がグラグラ、焦げ付きも酷かったので、もう捨てどきだなと判断しました。
未だに新しいフライパンは買ってませんが、買おうと思えば近所のスーパーにいくらでも売っています。キッチングッズもある意味で消耗品なので、あまり手持ちのものにこだわりすぎない方が良いかもしれません。
5.引越し先のゴミの日はしっかりチェック
意外と盲点なのが、引越し後のゴミの処分です。引越し先のゴミの日は、しっかりチェックしているでしょうか。
大体は引越し前に処分するのですが、それでも引越し後に持ち越される荷物というのも出てきます。それが洋服や家電の場合、地域によって扱いが全く違うのです。
私が前に住んでいた地域はゴミの仕分けがゆるく、大抵は燃えるゴミに出せました。また、専用のゴミ捨て場がある団地住まいだったので、いつでもゴミ出しができたのです。
しかし今は普通のアパートなので、朝イチのゴミ出しは絶対に欠かせません。さらに地域のゴミの事情も、以前より厳しくなりました。
今住んでいる場所のゴミの仕分けは、
・燃えるゴミ
・燃えないゴミ
・プラゴミ
・金属類
・電池類
・古紙、古布
・粗大ゴミ
など、細かく別れています。
特に引っ越しで出やすいダンボールは、月に2回しか捨てるチャンスがありません。ダンボールは放置しておくと虫も湧きやすいので、できればサッサと処分したいところです。
その地域のゴミの日は、自治体のホームページなどからチェックできます。さらに古紙・古布の回収については、電話で聞くのが確実です。
できるなら引越し前、ゴミの出し方や曜日は確認しておくことをおすすめします。
引っ越しは大事なイベントですが、そうそう経験するものじゃありません。だからこそ、断捨離で失敗したり、迷うことも多いと思います。
しかしどうせなら、いらない荷物は片付けて新生活を迎えたいです。引越し前の地道な準備と段取りで、断捨離の失敗も減らせるんじゃないでしょうか。