【ミニマリストの台所】拭き跡が残らない!セルロースふきんが最高にいい
ふきんで食器などを拭くとき、気になるのが拭き跡だ。どんなにていねいに拭いても、絶対に残ってしまう。
そこで拭き跡が残らないというセルロースふきんを買ってみたのだが、これがとてつもなく便利。その快適さを、ぜひとも紹介したい。
ドイツ製のセルロースふきん
私が買ったふきんがこちら↓
ドイツ製のセルロースふきんで、「BLITZ」という。お値段、3枚入りで840円ほどだった。
セルロースふきんはその名のとおり、セルロースという繊維で作られている。乾いているときは、ダンボールのようにカッチカチなのが特徴だ。
無地のものが一番安いが、なかにはデザインつきのカワイイものもある。おしゃれ派の人には、そちらでも良いかもしれない。
拭き跡や繊維カスが残らない!
セルロースふきんの目玉は、なんといっても「ガラスや食器に拭き跡が残らない」ということだ。
私は台所でシンクや食器を拭くのに使っているが、セルロースふきんでひと拭きすると水滴を残らず一掃できる。ナベや皿も、ひと拭きするだけであらかた乾くので置いて乾かさなくて良い。
特にシンクは、拭き跡が残っているとそのまま乾いて後になってしまう。セルロースふきんなら、いつでもピッカピカのシンクにしておけて実に快適である。
さらに普通のふきんだと気になる繊維カスも、セルロースふきんならゼロ。食器に限らず、拭き跡や繊維を残したくない窓拭きにもピッタリなんじゃなかろうか。
捨てるときは土に埋めればOK?
さらにセルロースふきんは、ボロボロになったら土に埋めるとそのまま分解されるという。元が植物由来のセルロースだから、地球にも優しいということか。
最近はマイクロファイバーの雑巾なども増えてきたが、こまかい繊維が海に流れ出てしまうということで一部では問題になっている。セルロースふきんの繊維は自然に還るから、その点でもちょっと安心かもしれない。
マイクロプラスチックなどの詳しい話はこちら⇒その歯磨き粉や化粧品は大丈夫?目に見えないマイクロプラスチックの脅威とは
使う前に少し濡らす?
実に便利で快適なセルロースふきんだが、ちょっとした難もある。それは、普通のふきんと比べて使い方にクセがあることだ。
セルロースふきんを使ったレビューをたまに見かけるが、
・全然水を吸わない
・カチカチで使いにくい
などの声がある。
おそらくこれは、乾いた状態でそのまま使おうとしているからだと思う。セルロースふきんを使うときは、まず水で少し濡らしてからじゃないとダメなのだ。
確かに乾いていると使いにくいが、濡らせばちゃんとしたふきんに早変わりする。水もちゃんと吸うし、思い切りしぼっても破れる心配はなしだ。
ただこの「水で濡らす」というのが、不衛生で嫌だという感想もけっこう多い。「濡れた雑巾=臭くてフケツ」のようなイメージがあるから、イヤな人はイヤなのかもしれない。さらに、すぐにカビが生えてダメになったという声もあった。
私としては、
・使った後しっかり水で洗う
・使い終わったら広げて乾かす
という風にすれば、キレイに使えるんじゃないかと思っている。今使っているふきんもちょっと汚れが目立ってきたが、幸いカビまでは生えていない。
慣れると便利だが、
洗濯するとゴワゴワに?
また、セルロースふきんは「洗濯OK」という説明があるが、実際に洗ったところ、ゴワゴワに反り返って使いものにならなくなったという声もあった。
やはり本物の布ではないから、普通のふきんやタオルと同じような感覚で洗濯するとダメになってしまうのかもしれない。もし洗いたいときは注意だ。
私はよく汚れたふきんを煮洗いしているが、セルロースふきんで同じことをやったらアウトな気がする。どうしても洗いたいときは、たらいに浸け置きしておくのが一番安全じゃなかろうか。
評判を見ると賛否両論あるセルロースふきんだが、私はとても気に入っている。やはり、拭き跡・繊維カスが残らないというのは大きい。ついでに、しっかり絞ればすぐ乾くところも良い。
食器やガラス窓の拭き跡がどうしても許せないという人は、一度セルロースふきんを試してみるのはどうだろうか。