昔の写真が捨てられないあなたに贈る、思い出の品を上手に断捨離する7つの方法。
昔懐かしい写真など、断捨離が難しい思い出の品を片付けやすくなる方法を紹介します。ほかの荷物と違い、思い入れのある物ほど捨てるのはしのびないものです。
しかし写真や手紙は場所を取るし、整理も大変だから何とかしたい。思い出と生活上の悩み、どちらも上手く解決する道は無いのでしょうか?具体的なコツを見ていきます。
1.思い出の品の断捨離は一番最後にやる
まず思い出の品は、一番最後に片付けるのが良いです。この方法は、ときめき片付け法で有名なこんまりさんもおすすめしています。
最初に思い出の品に手を付けると、懐かしさで断捨離の手が止まってしまうのでえす。まずはもっと片付けやすいものから取りかかって、断捨離スキルを上げてから取り組んだ方が安全です。
断捨離は才能や性格で得意な人が決まると思われがちですが、捨てるのを繰り返せば誰でもできるようになります。これは、長年片付け下手だった私の経験からも言えることです。
簡単に捨てられるものから片付けていくと、断捨離するべき物を見分ける目が磨かれれば思い出の品でも手放せるようになります。これはRPGの最初に、スライムを倒してレベル上げしていくのと同じです。
ちなみにこんまりさんがおすすめしている片付けの順番は、
1.服
2.本
3.小物など
4.書類
5.思い出の品
というような感じになっています。
特に服や本は、家の中に大量にしまわれてはいないでしょうか。そういう荷物を先に片付けた方が、断捨離の効果を実感できてやる気も上がりやすいです。
2.思い出ごとに5枚の写真を厳選する
思い出の品で一番厄介なのは、大量の写真じゃないでしょうか。最近はデジカメやスマホで取っておけるとはいえ、データも大量になると管理が面倒です。
似たような写真が増えてきたときは、場所や写っているものごとに厳選するのはどうでしょうか。自分の中のベスト5を決めて取っておけば、後から見返すのも簡単です。
昔の紙の写真も、スキャナーなどで取り込んでデータ化しておいた方が楽。家にスキャナーがなくても、古い写真をデータ化してくれるサービスもあります。
古いアルバムも大量になると、片付けるのに体力がいります。歳をとってから苦労する前に、こまめに処分やデータ化しておくのが良いんじゃないでしょうか。
スマホやパソコンのデジタル断捨離については、こちらでも話しています⇒たまにはデジタル断捨離を。ズボラもできたスマホやパソコンのデータ整理7つの方法。
3.手紙は住所だけメモしておく
手紙や年賀状は、住所の確認用に取っておくことが多いんじゃないでしょうか。住所だけスマホのアドレス帳などにメモしておけば、場所も取りません。
ハガキもずっと溜めていると、もう長いこと連絡を取っていない人も多いはずです。よほど気になる人以外は、ハガキを処分してしまっても良い気がします。
毎年の年賀状などが大変な場合は、一年だけこちらから出すのを止めてみます。相手から年賀状が届いた場合にだけ返すようにすれば、後腐れもありません。
私は毎年の年賀状は、今は5枚も届きません。が、知り合いとの連絡はLINEなどで事足りてしまうので、なかなか年賀状を出すというところまではいきません。
4.古いプロフ帳は残ってない?
古い情報というと、私が10代のときに流行ったプロフ帳などもあります。今の学校事情は分かりませんが、未だにプロフ帳を書くというのは続いているんでしょうか。
私も何人かに頼まれてプロフ帳を書いたことがありますが、その人達から連絡が来たことは一度もありません。連絡を取るつもりが無いなら、そのプロフ帳はもういらないんじゃないかと思います。
10年以上も前のプロフィールともなると、住所や電話番号が変わっていることも。試しに連絡を取ってみて繋がらなかったら、もう処分して良いんじゃないでしょうか。
5.お土産は気持ちだけもらっておく
旅行などのお土産というのも、どう扱えば良いか悩みます。消費できるお菓子やグルメなら良いですが、万が一趣味に合わないグッズをもらった場合が問題です。
こんまりさんは、知り合いからのお土産やプレゼントというのは心を受け取ったら役目が終わるものと言っています。もの自体がときめかなければ、処分しても良いんじゃないでしょうか。
相手に処分させることを考えると、お土産やプレゼントというのは難しいです。消耗品以外をあげるなら、いっそ本人にリクエストを聞くのが一番確実な気がします。
6.子供の頃の工作は取っておいて欲しいか?
子供の思い出の品を、ずっと取っておく人も多いと思います。特に学校の工作などは、かさばって取っておくのに困るものです。
が、子供の立場からすると、「昔の工作をそこまで大事に取っておかなくても」というのが正直なところ。その工作が邪魔くさくなっているならなおさらです。
もし実家から自分の工作を全部引き取らねばならないと考えると、断捨離を選ぶ人の方が多いんじゃないでしょうか。思い出が一番深い品だけ残せば、それで十分だと思います。
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7.ものと心は別物と知る
思い出の品を捨てるのが難しいのは、物に自分の心を重ねているからです。が、物はどこまでいっても物であって、自分の心そのものじゃありません。
例え思い出の品を捨てても、本当に忘れたくない事というのは忘れないもの。逆に忘れてしまうようなことは、自分にとって大事な記憶じゃなかったということだと思います。
私は大量のオタクグッズを断捨離しましたが、やっぱりオタクのままです。楽しかったイベントの思い出などは、物自体が無くても忘れません。
昔は「オタクグッズを捨てる=オタクじゃなくなる」みたいな恐れがありましたが、全くそんなことはありませんでした。物があってもなくても、自分は自分なのです。
思い出の品は、断捨離のラスボス的な存在。最初に手を出すと痛い目を見ますが、断捨離の経験を十分に積んだ後なら上手に捨てられます。
どうしても思い出の品を手放すのが辛いという場合は、思い出が大事なのか、物自体が大事なのかを自分の心に聞いてみるのが大事です。