【月平均1,433円】一人暮らし女が電気代を節約した方法の全て
ワンルームで暮らした一年間の電気代の平均が、約1,433円だった。30代一人暮らし女が、電気代を節約した方法をマルッと紹介していく。
一人暮らしの電気代平均は3,000~4,000円だというから、平均1,500円以下は安い方かと思う。電気代を減らしたいときは、ぜひ参考にしてほしい。
前提:小さい部屋に引っ越す
まず、大きな建物より小さな建物の方が電気代は安い。私は古団地からアパートに引っ越したが、それだけで電気代が1,000円以上安くなった。
2LDKの団地暮らしのときは電気代が2,000円を下回ることはなかったが、今は高くても1,600円台だ。安いときは金額が3ケタまで下がるときもあった。
引っ越しと一緒に冷蔵庫を持つのを止めたから、その効果もあるだろう。だが団地自体にも、電気代が高くなる原因があったんじゃないかと私は思っている。配線や設備のせいだろうか。
賃貸で電気代が高いのは、コスパの悪いマンション自体のせいかもしれない。なるべく設備が新し目のワンルームアパートに引っ越せば、電気代が節約できるかもしれない。
基本戦略は4つ
だが引っ越しできなくても、電気代は節約できるだろう。我が家の電気代節約の基本戦略は、この4つだ↓
・大型家電は使わない
・自動でお湯を張らない
・便座のコンセントを抜く
・早く寝る
それぞれ、以下から詳しくみていく。
大型家電は使わない
私はミニマリストな暮らしを目指し、大きな家電を捨てた。そのおかげで電気代もずいぶん安い。
私が使うのを止めた、メジャーな家電はこちら↓
・冷蔵庫
・洗濯機
・テレビ
・電子レンジ
・オーブントースター
・掃除機
冷蔵庫・洗濯機・テレビの3つは、節約の効果が大きかった。とくに冷蔵庫は、ないだけで月5~600円は電気代が安くなる。24時間動き続ける家電の威力はおそろしいものだ。
さらに詳しい家電の話はこちらから⇒使うのやめれば節約に?一人暮らしで知った、本当に電気代のかかる家電
そのほかの家電は、1つ1つは大して電気を使わない。だが電気代を節約するなら、家電は多いより少ないに越したことはない。
自動でお湯を張らない
これ1つを止めるだけで大幅に電気代を節約できるというのが、お風呂の自動お湯はり&湯沸かし機だ。お湯はりを使わないと、電気代は1,000~1,500円は安くなる。
一人暮らしを始めたばかりの頃はなにも知らず、自動湯沸かし機を毎日使っていた。おかげで電気代が3,000円を超えたのはいい思い出だ。
今は当たり前のように備え付けられているお湯はり機能だが、正直ありがた迷惑である。お年寄りならともかく、若いうちはお湯はりくらい自分でやりたいところだ。
電気会社も電気会社で、なぜ湯沸かし機のコストについて堂々と説明しないのか。お金がかかることを知らずに使い続けている人は、けっこう多い気がする。
便座のコンセントを抜く
便座のコンセントは、引っ越し直後まっさきに抜いた。便座の暖房機能は意外と電気をくうらしいのだ。
ちなみに我が家の便座のスペックは、こんな感じになっていた↓
・消費電力…45W
・年間消費電力…128kwh
ここから年間消費電力から電気代を計算してみると、
・1年の電気代…128kwh×19.25円(1kwhの単価)=2,463円
・1ヶ月の電気代…2463÷12=205円
便座が暖かいか冷たいかで、200円の差が出る。数百円単位で節約する電気代から考えると、この金額は大きい。
冷たい便座が嫌な人も多そうだが、私は慣れた。ここは快適さを求めるかどうかで判断が分かれそうだ。ド貧乏でもないなら、月200円で目くじらを立てることもないかもしれない。
早く寝る
テレビを捨ててから、自然と早寝の習慣がついた。夜更かししないことも電気代節約に役立っていると思う。
電気代自体は夜の方が安めだが、夜更かしにはテレビなどが付いてくる。家電を使う時間が増えるから、トータルで電気代が高くなるのだ。
日中は仕事で家にいない人なら、早寝でより節約できるだろう。早寝は健康にもいいのでおすすめだ。
夏の電気代対策
節約の7割は、うえの4つの戦略で済む。だがとくに電気を使う、夏と冬も無視できない。まずは夏の電気代対策をみていきたい↓
扇風機&自然の風でしのぐ
メインの冷房は、扇風機と窓から入る風だ。私は一日家からほとんど出ない引きこもりだが、今のところ風力だけでだいぶ涼めている。
我が家が一番暑いのは、西日が差し込む夕方だ。そこさえしのげば、夜は涼やかな夜風が入ってきて気持ちがいい。
しっかり水を飲んで風通しをよくしておけば、室内で熱中症にかかることはまずない。塩分などは食事で摂れば十分だと思うが、心配なら塩アメなどを買っておこう。
エアコンを使わない対策はこちらでも紹介中⇒エアコンなしで夏を涼しく乗り切る方法。電気代を節約したいカレジョの対策とは?
エアコンは外から帰ってきたとき付けるのみ
私がエアコンを付けるのは、おもに外から帰ってきた直後だ。家でじっとしているより、外から帰ってきたとき部屋に立ちこめる熱気の方が正直つらい。
だがエアコンを付けても、2~3時間くらいで消す。これは節約のためというより、単純に寒くなってくるからだ。汗が冷えるせいで、よけいに体温が下がるのもあるんだろう。
エアコンの効いた部屋はもちろん快適だが、冷やしすぎは身体に悪い。暑いのをガマンするはよくないにしても、私は自然の風の方がやさしくて好きだ。
寝るときは床に直寝
とはいえ、暑くて寝苦しいのは問題だ。とくに我が家は、ロフト部分に熱気がすまさじくこもる。ふとんの上で寝るのはかなりの苦行だ。
そこで私は、夏は床にそのまま寝ている。腰が痛くないのかと思われそうだが、私はまくらさえあれば普通に眠れた。フローリングはひんやりしているので、むしろ気持ちがいい。
床に直で寝る話はこちらでも⇒電気代節約に、エアコンなしで夏の蒸し暑い夜を乗り切るために枯れ女が考えた秘策。
夏の夜が寝苦しいのは、ふとんのせいもあると思う。試しにふとんなしで寝てみると、意外に涼しくなるんじゃなかろうか。
冬の電気代対策
次に、冬に使う暖房の電気代対策をみていく↓
とにかく着込む
防寒の基本は、服を着込むことだ。簡単・タダ・誰でもできる、王道の対策である。
私は家でも外でも、冬は厚手のジャンパーを着込む。薄手のトップスを何枚か重ねた上から着ると、冷気をかなりシャットアウトしてくれる。
着込む防寒の話はこちらでも⇒ズボラの冬コーデ、楽しておしゃれに防寒できる服装とは?
冬用フリースなどに限らず、家にある長袖を適当に重ね着するだけでも効果がある。どうせ家の中でのことだから、見た目など気にすまい。
メイン暖房は電気毛布
上半身は着込んで寒さを防げるが、足元は普通のジーンズだけなので寒い。そこで家にいるときは、電気毛布を足に巻いてしのいでいる。
電気毛布はコスパ最強の暖房器具だ。詳しくはこちら⇒1ヶ月の暖房費が300円。一人暮らしの冬の電気代節約なら電気毛布一択でしょ
電気毛布を2枚使って全身を包めば、さぞかし暖かいだろうなあと思う。よゆうがあるなら、今年の冬はダブル電気毛布なんてこともやってみたいものだ。
昼間は日光を取り込む
極寒の我が家でも、昼間は日光が入るのがさいわいだ。日が当たるか当たらないかで、体感で2~3℃は温かさが違ってくる。曇りや雨の日は1日中寒くテンションが下がる。
窓にはカーテンなどを付けない方が、より光を取り込める。断熱材のプチプチシートなんかもあるが、あれはどこまで日光を遮るのか未知数だ。
西日は暑いので嫌われがちだが、冬はとても心強い味方となる。寒がりの人は、あえて西日が入る南西向きの部屋などもおすすめだ。
エアコンは夜の数時間のみ
今年の冬は、少しばかりエアコンにも頼った。日暮れ後はとくに寒いので、寝るまでの数時間をしのぐために付けていた。
ワンルームの場合エアコンで室内と暖めると、寝るスペースもいっしょに暖まる。エアコンを消してもすぐ布団に入れば、わりとホカホカの状態で眠れた。
ちなみに、エアコンを24時間つけっぱなしにする実験もやってみた。結果はこちら⇒【暖房24時間】冬にエアコンつけっぱなしたら、電気代はこうなりました
当然ながら、エアコン1日数時間よりも24時間つけっぱなしの方が電気代は高くなった。エアコンはマメに切らない方がいいと言われるが、1日1回・2~3時間くらいならどうということはない。
一年間の電気代
最後に、我が家の一年間の電気代も紹介する↓
2017年4月 | 1486円 |
2017年5月 | 1017円 |
2017年6月 | 1250円 |
2017年7月 | 1347円 |
2017年8月 | 1159円 |
2017年9月 | 1239円 |
2017年10月 | 891円 |
2017年11月 | 1367円 |
2017年12月 | 1364円 |
2018年1月 | 2089円 |
2018年2月 | 2340円 |
2018年3月 | 1647円 |
合計 | 17196円 |
年間の電気代が20,000円を切るのは、なかなか優秀じゃなかろうか。ついでに、季節ごとの電気代の内訳もみておこう↓
2017年4~5月
春は基本、電気代が一番安くなる。だが4月のはじめはちょっと寒かったので、電気毛布分の電気代がかかっただろうか。
冷暖房以外は電気を使わないので、もうちょっと頑張れば1,000円をきれるかもしれない。
2017年6~9月
夏は6月ごろから、扇風機を回し始める。7・8月はエアコンも付けるので、どうしても電気代が高くなりがちだ。
だがお盆休みということで実家に帰省するので、その分は節約できた。暑くて耐えられないときは、実家に帰るのも手だ。
2017年10~12月
10月も気候が落ち着いて、電気を使わない時期だ。10月も10月で2週間くらい帰省していたから、電気代が3ケタにまで下がった。
11・12月になると、寒さが厳しくなってくる。だが年明け前はまだ、エアコンを使わず頑張っていた。だがおかげで、しもやけが重症化して指が痛かった。健康のことを考えると、エアコン無しというのも考えものだ。
2018年1~3月
暖房を毎日付けていたので、その分電気代がかかっている。冷房よりも暖房の方が、1,000円ちかく電気代がかかっている。
部屋でじっとしていると、暑さより寒さの方がつらい。暖房費を減らすなら、もっと断熱性の高い部屋に引っ越さないとダメだろう。
3月も暖かくなってきたとはいえ、たまに冬に逆戻りする日があった。電気代が1,600円を超えたのは、そういう日にエアコンを付けたせいだろう。
電気代を節約するコツは、暮らしをシンプルにすることだと知った。料金プランの見直しより、単純に電気を使わない方が効果が高い。
電気代が高いときは、今使っている家電を見直してみてほしい。意外とムダな家電が多いんじゃなかろうか。