【一人暮らしの収納術】クローゼットがない狭い部屋でも洋服をスマートに片付けるコツ
クローゼットのない狭い部屋でも、洋服をスマートに片付けるコツを紹介。ワンルーム一人暮らしで収納が少ない人は要チェックだ。
最初収納ゼロの部屋に越してきたときは戸惑ったが、意外になんとかなるものだ。むしろクローゼットから服を取り出すよりも楽なんじゃと思えてくる。
ハンガーラックの出番だ
とりあえず、服を1ヶ所に集めるスペースがないと不便だ。そこで私が採用したのがこちら↓
実家からもらったハンガーラック。手持ちの服をかけてみると、ちょうどピッタリだった。
ちゃんとしたクローゼットに比べて値段も安く、移動も簡単。服の量が多くないなら、ハンガーラックもメインの収納として十分活躍してくれる。
ハンガーラック1つじゃ服が収まりきらないという人はこちらへ⇒洋服を断捨離するには捨てる基準を知れ。ズボラなカレジョが処分するときベスト5。
服に限らず、ものが多ければいくら収納が増えてもしまいきれない。スッキリとした収納と断捨離は1セットだ。
ちなみにハンガーラックは、いざというとき物干し台の代わりにもできる。もし部屋にベランダがあるなら試してみてほしい。
置き場所は玄関先がおすすめ
ハンガーラックの置き場所だが、私は玄関先に置いている。すると上着を脱いですぐにハンガーラックにかけられるから便利なのだ。これも玄関廊下が無く、部屋が狭いワンルームならではと言える。
普通にクローゼットに上着をしまっていた頃は、そこまでいくのがおっくうでよく脱ぎっぱなしにしていたものだ。上着をそこら辺にほったらかしてしまう人は、玄関先に専用の上着かけを置いてみるのはどうだろうか。
ワンルームだと目隠しも一苦労だが、ハンガーラックは打って付け。長めのストールなどを掛けておくと、より効果的だ。
洋服とバッグの収納には余った箱を!
余った下のスペースには、ダンボールに詰めた洋服とバッグを置いていた↓
箱の中に収納することで見た目はスッキリ。狭い部屋では鉄板の方法といえる。
この写真では収納箱にダンボールを使っているが、ダンボールは湿気が溜まりやすくカビの危険がある。さらに暖かくなると「紙魚」という虫が湧くので、服をしまうにはおすすめできない。軽めの編みカゴなどを代わりに買うのがいいかと思う。
ダンボールに紙魚が湧いた話はこちら⇒女ミニマリストのクローゼットの中身を公開。服を20着まで断捨離した道のり。
メインで使うものを上の段にしまおう
幅広のタンスと違い、カゴに服をしまうとどうしても上下2段になってしまう。そこでシーズンごとに、よく使う服を上に持ってくると使いやすい。
たとえば冬なら、長袖などを上に持ってくる↓
この下には、夏用のTシャツなどがしまわれている。衣替えシーズンには上下段を入れ替えるだけだ。
服はそれでいいが、バッグは上下段にしてしまうと出すのが面倒くさい。できれば縦に収納して、どれも取り出しやすくしておきたい。シーズンごとに使うバッグが分かれているなら、上下段に分かれてもそこまで不便じゃなさそうだ。
帽子はクリップ付きハンガーに吊るす
帽子も箱にしまってもいいのだが、もっといい方法があった。クリップ付きのハンガーに吊るすのがスマートで楽だ↓
帽子はクローゼットの上段にしまわれることも多いが、いざ使うとき取り出すのがめんどくさい。一緒に使う上着とセットにしておけば、コーディネートの時短にもなり一石二鳥だ。
下着類はお風呂場の近くに
普段着に対し、インナー類は全てお風呂場のすぐ近くにセッティング↓
収納がないので、どこに何を置くかは全て自由に決められる。クローゼットがない部屋は、逆にそういう工夫もやりやすい。
わざわざハンガーラックのところまで取りにいくより、下着だけ分けて収納した方が断然便利。ついでにドライヤーなど、一緒に使うものをまとめて置いてもいい。
同じジャンルのものは1ヶ所に集めるのが収納の基本ルールだが、快適な暮らしには導線を考えることも大事だ。よく使うものほど、よく使う場所の近くに置く方が楽できる。
シンプル収納の最終型、直置き
ダンボールに紙魚が湧いたと言ったが、そのためにダンボールは全て処分。今は直置き収納している↓
「ときめく片付け」のこんまり流のたたみ方と縦置き収納。服をスッキリ・使いやすく収納するなら、このスタイルが一番だ。
以前は上下2段に縦置きしていたが、古い洋服を捨てていたらいつしか一段に収まるようになっていた。さすがに服が少なすぎる。
上から見るとこんな感じ↓
とりあえず右から、ボトムス→長袖→半袖→その他とザックリジャンル分け。箱入り収納より見た目はゴチャゴチャするが、服の取り出しやすさは直置きの方が快適だ。
ただし箱を使った収納よりも、しまえる服の量は少なくなる。快適に使うなら、せいぜい積めるのは2段が限界だろう。バッグを置くスペースも含む点には注意だ。
立派な収納がなくとも、服は収納できる。ほかに家族もいない一人暮らしなら、自分が使いやすいようにしまうのが一番だ。
おそらくこのハンガーラック収納なら、どんな狭い部屋でも通用するはずだ。これからワンルームへ引っ越すという人は、ぜひ採用してみてほしい。