不器用でも大丈夫な、片付け下手を克服するためのシンプル収納術。
不器用な私が片付け下手を克服できた、シンプルな収納術を紹介します。
机の上をいくら片付けても、1週間たてば散らかり放題。小学校の頃からそんな感じだった私でも、今は何とかきれいな部屋を維持できています。
「私にはやっぱり無理」と、何度も挫折を味わってきた人。これから話す方法で、今度こそ片付けできるようになるかもしれません。
整理整頓にこだわらない
まず不器用な人間にとって一番大事だなと実感したのは、「整理整頓にこだわらないこと」です。きれいな収納には憧れますが、片付け下手には続きません。
ちなみに、今の私の収納はこんな感じです↓
ものが少ないから一見スッキリして見えますが、しまい方は超大ざっぱ。ザックリ置く場所を決めた後は、適当に放り込んでいるだけです。
(「フリマアプリで売ろう」と思って仕分けた不用品も、1ヶ月以上放ったらかしです……)
整理できなくても散らからないのは、散らかすほどの荷物がないから。やはり断捨離でものを減らすのが、部屋をきれいにするのに最も効果的だと思います。
片付け下手は整理整頓ではなく、ものを減らすことを頑張った方が良いです⇒整理整頓や掃除が苦手なズボラこそ、断捨離してミニマリストになった方が良い理由
片付け下手の人ほど、持つものは厳選。余計なものは即「捨てる」ことをおすすめします。
例えば、服を捨てる基準はこんな感じです⇒洋服を断捨離する基準を知れば捨てる量が増える。ズボラ女も成功した処分方法とは?
収納グッズには頼らない
さらに収納で意識しているのは、「収納グッズ」を増やさないこと。上の写真で使っているグッズも、プラケース・クリアファイル・通帳ケースくらいのものです。
よく「100円グッズで収納」「無印で収納」などの特集がありますが、片付け下手とは相性が最悪。片付け下手がグッズに頼ると、かえって手がつけられなくなります。
収納グッズを増やす罠については、こちらでも話しています⇒断捨離できないのは収納グッズが理由?キレイ好きほどハマる落とし穴とは
私の経験則ですが、収納グッズを増やして経験したのは
・そのときどきで置き場所が変わる
・空いたスペースに色々詰め込みたくなる
ということ。探しものは増えるし荷物も増えるしで、余計に収納がとっ散らかります。
収納グッズを増やしても良いのは、整理整頓が得意な几帳面だけです。
「収納グッズがいくつまでなら手に負えるか」というのは、個人に依ると思います。が、片付け下手の場合「クローゼット1つにつき3つまで」くらいに考えておいた方が良いです。
収納は出しやすさ・しまいやすさ最優先
片付け下手は、ついでに「面倒くさがり」の一面も持ち合わせているんじゃないでしょうか。そういう人間が収納を使いこなすには、「出し入れが簡単なこと」が最優先です。
収納グッズを増やさないのは、「出してしまう」のが簡単になるという効果もあります。逆に「しまうのが面倒」と感じたが最後、そこできれいな収納は破綻。再び部屋に荷物が溢れ出すのです。
理想は、目当てのものにたどり着くまでワンステップで済むこと。例えばクローゼットの中に直置きなら、「クローゼットの扉を開ける」だけで済むのです。
「そんなに手間を惜しまなくても」と言われそうです。が、ズボラにとっては「引き出し1つ開ける」「もの1つどかす」のも面倒なのです。
私が普段やるステップも、
・扉を開ける
・ケースを取り出して開ける
くらいです。あまり意識してきませんでしたが、せいぜい2ステップまでが私の「苦にならない限界」なのかもしれません。
収納グッズを増やさない以外にも、「高い場所」を使わないこともポイント。踏み台が必要な場所は、むしろ「ないもの」と思っておいた方が良いです。
目の届かない場所にものを置くと、こんなことも起こります。詳しくはこちら⇒キッチンや押し入れの収納は、高いところは開けておいた方が安全。
まず台を持ってくるのがおっくうだし、パッと見で「何がしまってあるか分からない」というのも問題。視界に入りにくいものは、どうしても使う頻度が減るんじゃないでしょうか。
そして使う頻度が落ちると、その荷物はガラクタと化します。こうして徐々に、収納にいらない荷物が増えるのです。
ギッチギチに押し込めない
出し入れしやすい収納は、スペースが余ってスカスカです。本でも洋服でも、ギチギチに詰め込まれたものを出すのは一苦労ではないでしょうか。
ギチギチの収納をなんとかしたいから、整頓テクニックに頼ろうとしたり収納グッズを増やしたくなる。逆に「スカスカ収納」を意識すれば、前に言った諸々の問題も起こらないということです。
どうしてもギチギチになってしまうという場合、それは荷物が多すぎるサイン。繰り返しになりますが、余計な荷物を断捨離しないことには根本的な解決になりません。
「ものが置けそうな場所」を減らす
部屋を見渡してみて思ったのは、「ものが置けそうな場所」にはものが集まりやすいということです。
いくらしまい場所を決めてもしまい忘れるのは、「そこら辺に置ける」場所が多いからじゃないでしょうか。タンスの上やイスの上、玄関の脇など、つい反射的に放り出してしまうのです。
思えば私の自宅も、テーブルの周りや冷蔵庫の上にいつも何かしら荷物が乗っています。「大きくて平らなスペース」ほど、人はもので埋めたくなるんでしょうか。
そして、色々な場所にものが放り出された状態。これこそまさに「散らかっている状態」です。
片付け下手が放ったらかしのクセを止めるには、強制的に置き場所を減らすのが確実。特に、「平らな面が多い家具」は増やさない方が良いです。
片付け下手が部屋をきれいにするには、「シンプル・簡単」を心がけるのが一番。難しい収納を頑張るのでなく、「続けられる収納」に変えることです。
部屋が片付けられるとそれだけで自信になるし、何より爽快。今度こそ片付け下手を克服したい人はお試しください。