ミニマリストの服の傷みが早い問題、枯れ女流の乗り切り方。
少ない服で着まわしていると、服の傷みが早くはないのか?枯れ女ミニマリスト流の対策方法を紹介します。
私のスタイルは「良い服をなるべく長く着る」。半年や1年で洋服を買い換えるなど、もったいないうえに面倒なことはできません。
1度買ったら最低でも5年、できればズタボロになる寸前まで着倒したいところ。常にキレイな状態の服を着るより「これ以上はヤバい」というところまで粘る方が、楽なうえに地球にも優しいです。
最初から傷みにくそうな服を買う
最初に買う時点で、なるべく長く持ちそうな服を買う。数回の洗濯でオダブツになるような安物は、もってのほかです。
すぐダメになる10着より、タフな1着を選ぶ方が良いです⇒おしゃれに節約するなら、質のいい高い服を選ぶのがミニマリスト流?
私の独断と偏見で選ぶ「丈夫な服の条件」は、こんな感じです↓
・値段が10,000円以上
・メイドインチャイナ以外
・綿素材
・ストレッチ性がない生地
この基準をクリアしていると、そう簡単にヘタれません。全部を満たすアイテムは簡単に見つかりませんが、アウトレット通販のサイトで小一時間ほどチェックしたりして探しています。
元から丈夫なのと同時に、「傷みが目立ちにくい服」というのもポイントが高いです。すぐに毛玉だらけになるウールのセーターや、襟のヨレが目立つ丸首カットソーなどは鬼門です。
ごまかしごまかし着続ける
しかし、ひと昔前は「寿命」のことなど考えず、フィーリング重視で適当にお買上げ。上の基準をクリアしてない服ほど、やはりダメージが目立つようになってきています。
フィーリング重視で買って、今も残っている服がこちらです。クローゼットの中がガラガラになりました⇒これ以上は無理と思った洋服を再々断捨離。衣類は、クローゼットに収まる分だけを持つ
私がメインで着るカットソーなどは、どれも襟の伸び具合が目立つように。鏡で見ると、ヨレヨレで波打っています。下に着たブラトップがはみ出ます。
そういうときは生地をピーンと伸ばし、襟の波打ちをごまかし。後ろの方に服を引っ張って、伸びを視界の外に追いやります。そして鏡を見て、「まだイケる」と己を(半ば強引に)納得させています。
洗濯の回数を減らす
服が傷む一番の要因は、洗濯の脱水。洗濯の回数が減った分だけ、寿命は伸びるのです。
我が家には洗濯機がなく、衣類は全て手洗い。毎日の洗濯が面倒で、冬場は週に1回くらいしか洗っていません。臭いをかいで汗臭が目立たないうちは、構わず着続けます。
その週1回の洗濯も、セスキに浸け置くだけ。減らせる手間は徹底的に減らします⇒洗濯機も洗剤も使わず、セスキ炭酸を使って洋服を洗う節約術
服を絞るときは7~8割の脱水具合にとどめ、ほどほどで止めておきます。最初の頃に全力でカットソーを絞ったら、2着ほど穴だらけになりました。
しかし穴が1ヶ所2ヶ所空いたていどでは、まだ捨てるのは早いです。幸い穴は服の下の方なので、そこだけちょっとたるませたりしてカモフラージュしています。
上着で隠す
ついでにこの時期なら、服の傷みをアウターでごまかすという手が使えます。真冬ならコートやジャンパーの前を閉めれば、中のトップスがどんな状態だろうと関係ありません。
服の穴あきや色移りなどは、上着の前の開き具合で隠す。襟のヨレヨレは、ストールやスヌードのグルグル巻きで完璧にカバーできます。
店の中など室内でも、寒がりを装って上着を脱がない方向で頑張ります。どうしても脱ぐ事態になったときは、前の方で上着を抱えて隠せばOKです。
直せそうなら直す
今はまだ小さい穴も、これからどんどん大きくなることは必至。できれば裁縫道具を買って、繕うことができるとさらに安心感が広がります。
しかしネット通販でチェックしても、裁縫セットというのは意外と高くて困ります。いっそ100円ショップなどで、適当に針と糸を買った方が良いかもしれません。
傷みがバレても気にせず着続ける
どんなに小手先で頑張っても、隠しきれない傷みというのはあると思います。しかし傷んだ服を着ているからと言って、別に悪いことをしているわけではありません。
確かにみすぼらしいし見っともないかもしれませんが、エコに貢献していることは確かな事実。服の傷みが許される場でならば、堂々とダメージ服をさらす気概も欲しいところです。
ごまかしたり隠したり、色々な方法で傷んだ服とは付き合っています。「もう雑巾にするしかない」というところまで、着倒せたら理想的です。
私はちょっとした伸びや穴あきなど、「別に大したことはなかろう」と思っています。自分がどこまで、服の傷みを許せるかにもかかっているのではないでしょうか。