【絶対に言ってはいけない】服を捨てるとき、断捨離できなくなる5つの言い訳
片付けられない人は、片付けない言い訳が多い。そのなかでも、服を断捨離するとき絶対に言ってはいけない言い訳を紹介する。
もし片付け中にこんな言葉をよく使っているなら、今すぐ止めることをおすすめしたい↓
1.まだ着られるのにもったいない
まだ着られるのにもったいない。捨てられない人が、まず真っ先に言うワードじゃなかろうか。
もったいないという言葉は、日本人にとって美徳とされている。そのため断捨離においては、この言葉が出るだけで、「ものを捨てること=悪」となるのだ。
ちなみに「もったいない」を辞書でひくと、
・まだ役立つのに無駄にされて惜しい
という意味だという。なんでも有効活用しようというポジティブな姿勢である。
しかし着てない服というのは、どう考えても暮らしの役には立ってない。もったいないという言葉は、いらないものには当てはまらないのだ。
もし本当に服がもったいないというなら、着てくれる誰かにゆずればいい。詳しくはこちら⇒断捨離で服を売るなら、まず買取業者を探せ。カレジョの断捨離実践記
まだ着れる服をタダで手放すのは確かにもったいないが、それは一面からしかものを見ていない。服を取っておくことで、別のものがもったいなくなるのだ。
たとえばこんなものがそうだ↓
・服を探す手間
・服の整理につかう時間
・服をしまうスペース
これらは目に見えないから、もったいなさが分かりにくいのがやっかいである。
だが時間も空間も、着ない服以上に貴重なもののはずだ。服を捨てられない人は、服の代わりにギセイになっているものを意識してみよう。
2.とても高い服だったから
もったいないという言葉の裏には、高かったらから捨てたくないという言い分が隠れていないだろうか。
だが残念ながら、服の断捨離に買ったときの値段はまったく関係ない。安い服でも着ているなら残した方がいいし、ブランド服でも着ないなら処分だ。
身銭を切って買ったものを失うのは、誰しも怖い。それが大金を払って買ったものなら、なおさらだろう。それは、お金をムダにしたと自ら失敗を認めることだからだ。
しかし人というのは、一回痛い目をみないと分からない生き物だ。失敗を失敗と認めるから、同じことを繰り返さずに済むのだ。
心とフトコロの痛みを受け止めて、二度とむやみに高い服は買わないと決意するのがいい。そうすれば、失敗もムダじゃなくなる。
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3.懐かしい・思い出がつまっている
思い出のつまった服・懐かしい服というのも、なかなか捨てづらいものだ。若かった頃のコートや昔の制服などを、ずっと取ってある人も多いかもしれない。
しかしただ単に懐かしいだけなら、その服はもう捨てていいかもしれない。実際に着てみたいとか単なる服以上の愛着があるのでない限り、思い出はタンスの肥やしでしかなのだ。
思い出の制服を断捨離する方法はこちらでも⇒思い出の詰まった制服や、学生服の断捨離が簡単になる方法
その服を捨てると、大切な思い出まで忘れそうと思うかもしれない。だが人は、忘れたくない記憶は服があろうがなかろうが忘れないものだ。
そこまで思い出を大事にする人ならば、おそらく服以外にも写真や手紙などの思い出品を取ってあるはずだ。思い返したいときは、それらがあれば十分じゃなかろうか。
とくに写真は、スマホなどのデータで取っておけるから便利だ。デジタル化のおかげで、思い出の管理もずいぶんと楽になった。
嫌な思い出があるものは捨てて良い
思い出は楽しいものばかりじゃない。なかには、かなしい・つらい思い出に関わる服もある。親の形見の服などは、その1つかもしれない。
見るとかなしい記憶がよみがえるのに、なぜか大事にとってある。それはもしかしたら、忘れるのは悪いことという罪悪感が心のどこかにあるからじゃなかろうか。
だがネガティブな思いしか湧いてこないなら、捨ててしまった方が楽なる。嫌なことを忘れるのは、悪いことでも何でもないのだ。
思い出すきっかけの服がなくなれば、自然と忘れる可能性もある。その分、楽しい思い出を新しく作る方がよくはないか。
4.いざというときがあるかも
今は使わないけど、いざというときに役立つかもしれない。万が一に備えて、ストックしてある服はないだろうか?
しかし実際のところ、着ない服を取っておいて助かったという経験はこれまでにあっただろうか。おそらくほとんどの人はないはずだ。
いざ・いつかというのは、大体来ないものだ。詳しくはこちら⇒ミニマルなファッション生活の大敵、「いつか着たい」服を断捨離する7つのコツ。
たとえ今大きな地震がきたとしても、着ない服はそのままで終わるだろう。安全なときでさえ着ない服を、命がけの状況で着るチャンスなどまずない。
ちなみに東日本大震災のときは、いらない中古服が大量の被災地に送られたという。だが、被災地の人が選んだのは、新品の服ばかりだったそうだ。
もし服の寄付を考えているなら、その服をもらって自分は嬉しいかどうか考えることも大事じゃなかろうか。震災や人助けの活動にかこつけて、ボロっちい服を処分するなど論外だ。
5.べつに服を減らしても変わらない
服を減らしたくらいで、大して変わらない。言い訳がなくなってくると、こういう極論を言い出す人もいる。
しかし服を捨てないうちから、こう決めつけるのは実にもったいない。服の断捨離は、荷物が減る以外にもメリットがたくさんあるからだ。
私が服を断捨離して実感したメリットはこちら⇒着ない服を捨てるとこんなに良いことが。衣類を減らして私が実感したメリット。
あくまで私の経験だが、服を減らしてからは服選びが簡単・楽しくなった。それまでは着たい服をなんとなく着るだけだったが、自分に似合う服などの研究も自分なりにやり始めた。前向きにファッションと付き合えるようになったのは確かだ。
たとえ大して変わらなかったとしても、着ない服を捨てて損なことはほとんどない。一度でいいから、断捨離を試してみてほしい。
言い訳は、自分の後ろめたさをごまかすために出てくるものだ。もっともらしい言い訳が出てくるということは、本当は捨てた方がいいと分かっているのかもしれない。本当に取っておきたい服なら、誰がなんと言っても堂々と取っておくだろう。
どんなに言い訳をしたところで、いらない服はいらないままだ。どうしようか悩むより、まず1着捨ててみるのはどうだろうか。