別れるべきか悩む。離婚したいけど我慢している人へ3つの指針。
離婚をしたいけど我慢している。パートナーと別れるべきか悩んでいる。そんな人へのアドバイスです。
私自身は離婚はおろか、結婚の経験すらありません。が、そんな独り身だからこそ、見えてくる視点もあると思います。
別れたいなら別れれば良いと思ってしまうのですが、それでもなぜ我慢してしまうのか?私なりの考えをお話します。
1.子供を言い訳にしない
離婚できない原因で真っ先に言われるのが、子供に関する問題。子供が自立するまでは、離婚したくてもできないと言う人は多いです。
確かに親の離婚は、子供にとても大きな負担をかけます。経済的・精神的に、かなりのダメージがあるかもしれません。
しかしそれでも、子供を言い訳に我慢はするのは良くないと思います。離婚は子供の問題じゃなく、どこまで行っても自分の問題だからです。
子供に一番大きな影響を与えるのは、間違いなく親の存在。親がどっしり構えていれば、子供の心も不安定になりにくいはずです。
例え独りでも、子供を幸せに育てる覚悟があるのかどうか。例え子供本人から何を言われても、離婚という道に自信を持てるかにかかっているんじゃないでしょうか。
2.人の言うことを真に受けすぎない
離婚というのは、大きな決断です。実際パートナーと別れる前に、誰かに相談する人がほとんどじゃないでしょうか。もしくは、ネットで離婚経験者の意見をチェックするかもしれません。
周りの声が、より良い方向に進む手助けになることは確かにあります。が、最後に離婚を選ぶのは自分です。別れるかどうかの決断を人任せにすると、間違いなく後悔します。
人はどこまで言っても、自分の立場や経験からアドバイスしてくるもの。離婚した人は離婚する方が良いというし、別れなかった人は我慢した方が良いといいます。
これが私には、どうも「こっちに来なよ」と自分の仲間を増やそうとしているようにも見えます。あなたのことを100%考えて、出てきた意見とは限らないんじゃないでしょうか。
人の意見を聞くだけ聞いて、最後は自分で決める。離婚のような大きな選択では、自分がどうしたいかが一番大事だと思います。
3.一番大事なのは自分が変わること
しかし、離婚にしろ結婚生活を続けるにしろ、自分が変わらないと何も変わりません。例え環境が変わっても、また同じことで悩むハメになります。
結婚とは次元が違うものの、私は30歳で初の一人暮らしを始めました。最初は、独り身で自由になったら色々なことが良い方向に変わると考えていたのです。
が、長年の性格や人間性は、そう簡単には変わりませんでした。その1つが、仕事でも何でも、嫌になるとすぐに投げ出すクセです。
私は1つのことを、2年以上頑張った試しがありません。会社もバイトも、大体1年とちょっとで辞めています。
このブログも始めて1年と8ヶ月ほど経ちますが、最近急に嫌になってきました。自分の思うような成果が出ず、5月病も相まって、ちょっと疲れてきてるんだと思います。
このしんどさは、かつて会社が嫌で辞めたときの感覚と似ています。環境や仕事が変わっても、結局しんどい思いは避けられないということです。
このしんどさから抜け出すには、私自身が強くなるしかありません。そして強くなるためには、目の前の生活やらブログやらに、向き合い続けることだと思っています。
離婚をしてもしなくても、おそらくどこかで辛い目に遭うはずです。しんどい目に遭ったとき、その物事と向き合えるかどうかが良い方向に進む分かれ道なんじゃないでしょうか。
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なぜ離婚しちゃいけないのか?
しかしそもそも、周りはなぜ離婚でそんなに大騒ぎするんでしょうか。結婚があるなら、その先に離婚があったとて何らおかしなことじゃありません。
私としては、離婚は良くも悪くもないことだと思っています。パートナーと別れた結果、自分が幸せになれるかどうかが大事です。
しかし世間が離婚に良くない印象を持っているのは、結婚に対するこんな価値観が根強いのかもしれません↓
・夫婦生活は忍耐だと思っている
・結婚は運命の相手とするものと思っている
それぞれ、どういうことかお話します。
夫婦は忍耐か?
夫婦生活が忍耐だというのは、確かに頷ける部分もあります。価値観の違う他人と暮らすのだから、多少の我慢は必要かもしれません。
しかし問題は、我慢のしすぎで離婚の機会を逃してしまった人が多すぎることです。特に戦後から1960~70年くらいまでは、専業主婦で耐えに耐えてきた人が多いんじゃないでしょうか。
そういう人たちからすると、すぐ離婚しようとする若い世代にイラッとくるんだと思います。パートナーと別れるというのは、自分がやりたくてもできなかったことだからです。
人は、自分が出来ないことをやっている人を見るとイライラしてくる生き物です。詳しくはこちら⇒なぜ他人が気になるのか?人の悪口ばかり言う人に共通する3つの心理。
離婚を我慢してきた世代からのプレッシャーが強すぎて、「離婚=悪いこと」というイメージが染み付いているんじゃないでしょうか。
が、離婚がマイナスというのは、あくまでも1つの価値観。100%正しいというものじゃありません。
今はむしろ逃げ恥を始め、自由な結婚生活が取りざたされています。離婚に関しても、もっと柔軟に考えて良いんじゃないでしょうか。
運命の相手は簡単に見つかるものか?
逆に、結婚した人=運命の人というのは、恋愛結婚が主流になってからの価値観です。結婚は一生もので、パートナーとはずっと添い遂げないといけないという考えもあると思います。
特に最近、同性婚のカップルが破局したと話題になってました。何となくですが、同性婚の場合は「運命の相手感」がより強いような気がします。
運命の相手である以上、離婚はしないことが前提。もし別れるとしたら、それは自分の選択が間違っていたことになります。
自分で間違いを認めたり、周りからしくじったと思われるのは嫌なもの。ある種の見栄みないなもので、離婚できないということもあるんじゃないでしょうか。
しかし日本だけで見ても、人の数は1億人。そんな簡単に、運命の相手が見つかるとは考えにくいです。
かつてサザエさんで、「結婚は人生最大のギャンブルだ」というテーマの4コマがありました。長谷川町子先生は生涯独身でしたが、実に鋭くて流石だなと思います。
ギャンブルなら、当たりもあればハズレもあり。むしろたった一回の挑戦で、上手く勝てることの方が少ないのかもしれません。
我慢が必要なほど辛いなら、離婚するというのもありだと思います。離婚したからと言って、人生の落ちこぼれになるわけじゃありません。
お金の問題や子供の問題、色々なことが絡んでくるとは思います。が、やはり最後は、自分がしたいようにするのが一番です。