一人暮らし、持たない暮らしを目指す私の料理問題。大さじと小さじは持つべきか?
一人暮らしを始めてからというもの、身の回りのものが激減。「お金の節約&面倒くさい」という理由もあり、ものを買わず「持たない暮らし」をしたいと思っています。
今回はそんな私が、料理をするための重要キッチングッズ「大さじ・小さじ」の問題にぶち当たった話です。
何とか自力で計りたい
現状、まともなクッキング用品が「フライパン・しゃもじ(ヘラ代わり)・ボール・包丁・まな板」だけという私。(オマケにフライパン以外は、全て実家の母がくれたものです)
本当はここから、おたまや鍋などのキッチン用品を揃えるはずです。けれど私はここから「最低限の道具」で調理する道を選びました。
「取りあえず食材を切る包丁はあるし、フライパンとヘラがあれば炒めものくらいできよう」。そう考えたのです。
もっともらしいことを言いつつも、単純に「買ってくるのが面倒」という理由も……。あまり細かいキッチン用品に、チョコチョコお金を使うのにも抵抗がありました。
それは「量を計るもの」も例外ではありませんでした。普通に大さじ・小さじ・計量カップを買う前に、自力でどうにかならないかと悩み始めてしまいました。
そして数少ない食器やキッチングッズを見なおした結果、私は計りの代わりになりそうなものを見つけました。
コップ
まず見つけたのは、水や粉物が計れそうなコップ。
どこにでもある、陶器のコップです。「コップ1杯≒180cc~200cc」とのことなので、当たりをつければなんとか計れそうな気がしてきました。
さらにお米などを炊く場合、「米:水=1:1~1.3」の分量で炊飯はできるという情報もゲット。正確な分量が分からずとも、米が炊けることを知ったのは大きな収穫でした。
スプーン
大さじ・小さじに関しては、「カレースプーン≒大さじ」「ティースプーン≒小さじ」という情報を見つけたので、ちょうど2つあった大小のスプーンで代用。
この2つがいわゆる「カレースプーン&ティースプーン」なのか分かりませんが、取りあえず大さじ・小さじの代わりとして採用しました。
電気ケトル
電気ケトルを見てみると、なんと目盛りが付いていました。
「これを参考にすれば、うまい具合に水の量が計れるのでは?」。これは思わぬ発見をしたと、心が踊りました。
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計るグッズなしで料理した結果
そうして始まった、大さじ・小さじも計量カップもない、全て目分量の料理への挑戦。最初は「ただフライパンで炒めるだけなんだから大丈夫!」と思ったのですが……。
今のところ、まともな料理ができた試しがありません。
最初に作ったチャーハンは、見事パサパサに⇒一人暮らしの食費を節約しようと自炊に挑戦するも、見事に失敗した話
材料から調味料までを全て「適量」で作った料理は、良く分からない肉料理となりました⇒実録・一人暮らしの料理。自炊史上、最高にミステリーなハンバーグ(?)の話
1回目や2回目は「まだ慣れてないから」で済ませられました。が、微妙な料理が3度も4度も続くうち、流石に「何か問題があるんじゃあ?」と疑うように(遅すぎます)。
そして考えた結果、料理がうまくいかない原因の1つが「正確な量が分かってない」ことなのでは?と思い当たりました。
(ほかにも「レシピ通りに作ってない」「調理が雑」など、色々原因はあるのですが、ひとまず置いておきます)
料理の量がうまく調節できない
まず1つ考えたのが、「野菜や肉の量で失敗している」ということ。調理に使う食材の量も「勘」で計っているので、いつも「野菜が多すぎる」という事態に陥ります。
普通にレシピサイトを見て作れば絶対に起こりえませんが、私の場合「安い食材を買ってくる→食材から作れるものを考える」という順序なので、レシピサイトを参考にしづらいということがあります。
大手レシピサイトの人気レシピは、どれもたくさんの材料を使った料理ばかり。限られた食材で足りない分を補おうとすると、高確率で分量がおかしなことになるのです。
これに関しては、もう「慣れ」しかないと思っています。何度も何度も失敗してるうち、だんだんと「適正量」も分かってきました(多分)。
とにかく色々と試して、経験を積むのみです。
やはり計るものは必要だったか……
食材の問題はそれで良いとして、私をそれ以上に悩ませたもの。それは「米や粉物が正確に計れない」ということでした。
やはりただのコップやスプーンでは、計る能力に限界があります。結局は勘頼みになるので、料理のでき具合が安定しないのです。
米や薄力粉などの粉物は、料理における「主食」となる存在。この量が多いか少ないかで、できあがる料理に大きな差が生まれてしまいます。
例え材料を微調整しようと、主食の量を間違えればその料理は上手くいきません。きちんと食材にあった量でなければ、美味しいものはできないのです。
全てを適量で作った肉料理にしても、今思えば「薄力粉」を適当に混ぜたことが料理をさらにややこしい事態にしていたような気がします。せめてきちんと計っていれば、もう少しマシになったかもしれません。
この問題には正直、頭を抱えました。食材の量は勘でどうにかなっても、米や薄力粉を目分量で正確に計る自信はありません。
何百回・何千回と料理している達人ならともかく、累計の自炊回数が20回にも満たない私では、その境地にいたるまで何年かかるか分かりません。
数々の失敗から学んだ結果「やはり、計るものは必要だな」と思いました。
もうここまで悩むなら「さっさと計量グッズ各種を買おうや」とも思います。しかし、それができるならとっくにやっているでしょう。面倒を避けて余計に面倒な道へ迷いこむのが、私の哀しい性です。
もはや「持たない暮らし」「節約」をも超えた、良く分からない試み。納得いく道が見つかるまで、私の挑戦は終わりません。