口臭の対策と改善に、今から始められる健康的な予防方法とは?
口臭の予防は、健康の問題と繋がっているんだと今さらながら実感しています。今から対策と改善を徹底するなら、生活習慣を変えていくのが一番確実だと思います。
いくらタブレットやサプリを駆使しても、口内環境が悪ければ限界があります。時間はかかっても、根本を断つのが健康のためでもあります。
喫煙を止める
口臭がひどくなる大きな原因、それは喫煙です。長年タバコを吸っていればいるほど、ヤニの匂いは強くなります。
ヘビースモーカーの人はそれを見越して、ガムやタブレットも活用しているかもしれません。が、頑固なタバコの臭いは、それくらいのものでは打ち消せません。
むしろタバコの臭いとガムの香りが合わさって、「ミントフレーバーがプラスされたヤニの匂い」が完成します。かつてレモンガムが好きなヘビースモーカーの方がいましたが、「フルーティなヤニの匂い」でした。
タバコは年々値段が上がるし肺ガンのリスクも高まるし、良いことが1つもありません。もし喫煙中で口臭が気になる方がいたら、早めの禁煙をおすすめします。
最近は禁煙外来などで、より効果の高い禁煙治療が受けられます。自力でニコチンを断つのは大変なので、まずは医療機関に相談してみると良いかと思います。
歯をしっかり磨く
これも基本的なことですが、歯に歯垢が残っていると菌が繁殖して口臭の元になります。理想は、朝晩欠かさず磨くことです。最低でも、夜寝る前は必ず磨いた方が良いです。
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飲み会が長引いたり疲れて帰ってきたときなどは、そのまま寝てしまうこともあるかもしれません。しかし口内の菌は、寝てる間が一番活発になるのです。
これは当然ながら、虫歯のリスクが激増します。虫歯も放っておくと悪臭の原因となるので、できるだけ作らない方が良いに決まっています。
5~10分あれば、歯は磨けます。老後の健康を考えるなら、寝る前の10分は安いものではないでしょうか。
(ついでに朝起きた後は、うがいで菌を洗い流すと口臭予防になります)
舌と口内も磨く
歯だけでなく、舌と口の中も歯垢でザラザラしていることが多いです。マッサージのついでに軽く磨いておくと、口臭と虫歯対策の効果がより高まります。
ただ、歯茎はゴシゴシ磨くとかえってダメージになります。力を抜いた状態で歯ブラシを握り、優しく磨くのがポイントです。
脂っこいものを控える
これは口内というよりも、胃腸や体全体の問題です。一般的に、脂っこい食事は体臭がきつくなると言われています。
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特に夜の脂っこい食事は、胃に大きな負担をかけることに。胃と口は食道で繋がっているので、胃の調子はそのまま口臭にまでダイレクトに響きます。
いくら歯みがきに気をつけても口臭が気になる場合は、胃の問題である可能性が高いです。まずは肉や揚げ物を控えるなど、食生活を改善することをおすすめします。
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間食を止める
ダラダラ食べは、常に口の中が食べかすだらけになります。ものを食べる回数はなるべく減らす方が、口臭予防には効果的です。
間食を止めるには、自分の近くにおやつなどを置かないのが一番。家や仕事場のデスクの引き出しにお菓子をストックしている人は、人に譲るなどして処分する方が良いです。
水分補給を忘れない
口の中が乾くと、その分菌が繁殖します。それを防ぐためには、唾液などで常に口内を潤す必要があります。特に夜寝るときと、朝起きた直後はコップ1杯の水を飲むと良いです。
かくいう私もチョクチョク忘れてしまいますが、1日1リットル以上の水分補給が理想と言われています。喉が渇いたタイミングだけでなく、気がついたときに飲むように意識しているところです。
定期的に歯医者に行く
自分一人で対策するよりも、プロに手伝ってもらう方が予防効果は高まります。たとえ虫歯がなくても、年に1~2回は歯医者でチェックしてもらうと安全です。
自治体によっては、歯の検診を無料で受けられるサービスもあります(その後の治療や歯石取りはお金を取られますが)。検診のお知らせは半年に1回ほどの割合で届くので、歯医者に行く良いきっかけになります。
歯医者に行くメリットは治療だけでなく、その後のケアについても教えてもらえることです。大体の歯医者では治療と一緒に歯磨き指導もしてくれるので、正しい磨き方を身に付けるチャンスです。
今は治療よりも予防に力を入れた「予防歯科」の考えも広がってきています。まだ値段が高めなのがネックですが、今後20~30年先を考えると必要なことだとも思います。
口臭対策は口の中に限らず、体全体の健康を考えることでもあります。口は一番身近でお世話になる器官でもあるので、この先もずっと大事に扱っていきたいです。