心のもやもやは断捨離の落とし穴?ものを無性に片付けたくなる理由と対策方法
今回は、断捨離の落とし穴である「ものを無性に片付けたくなるときの理由と対策」をお話します。今あなたが抱えている心のもやもやは、多すぎるものが原因ではないかもしれません。
心がもやもやしたまま片付けすると、大事なものまで捨ててしまうかもしれません。荷物を減らすよりも、自分の心と向き合うことが先決です。
そのもやもやは、ものが理由か?
自分でも理由が分からないが、何故か心がスッキリしない。胸に何かがつっかえているような気がする。こうした経験は誰しもあると思います。厄介なのは、断捨離中の心のもやもやです。
「このもやもやは、まだいらない荷物があるからでは?」。こう考え、何か捨てるものがないか部屋中を捜索することになります。いらないものを減らす断捨離から、ものを捨てるための断捨離になってしまいます。
仮にものを減らしてすっきりしたとしても、大体それは一時的に過ぎません。真の理由を見つけない限り、重苦しい気分は晴れないのです。
もやもやに従って断捨離し、「もうこれいらないんじゃない?」というものが本当に出てくることもあります。けれど逆に「捨てない方が良かった」と思うものもあったりするのです。
心がもやもやした状態の断捨離は、判断を狂わせます。後悔しないためにも、こういうときは片付けは休む方が安全です。
もやもやの原因は何か?
心のもやもやは、自分の中に解決できてない悩みがある証拠です。ものに目を向ける前に、自分の心に目を向けねばなりません。
なにか焦っていないか?
「もうすぐ試験が迫っている」「やり残した大事な仕事がある」「結婚したいのに相手がいない」。現状、なにか焦っていることはないでしょうか。その焦りが、もやもやの原因である可能性が高いです。
人は焦りを感じると、取りあえず目先の問題を片付けてそれを追い払おうとします。断捨離途中の場合、目先の問題は「もの」です。
目先の問題で済ませたくなるのは、その焦りから逃げたいと思う裏返しでもあります。嫌なことは後回しにせず、早めに片付けることも大切です
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ノートなどに思っていることを書き出してみる
いくら考えても理由が分からないときは、取りあえず思ったことをノートに書き出します。文字にすると、自分の抱える悩みが目に見えやすくなるのです。
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何か不満がある場合、ノートにそれを書くだけでスッキリすることもあります。また、「こんなことを悩んでたんだ」と、思いもよらぬ理由が浮かんできたりもします。
もやもやは取りあえず、外に吐き出すがおすすめです。悩みを文字にすることは、もやもやを外に出すには一番簡単で効果的な方法です。
理由が分かったあとの対処法
もやもやの理由が分かったら、次はどうすれば良いのか。それは、「その悩みがどれだけ深刻か」によります。
「どうしても解決したい」というなら、今の自分にできそうなことから始めます。逆にそれほどでもないなら、「まあ良いか」と脇にどけるのもありかと思います。
これは、作業の優先順位を付けることでもあります。限られた時間の中、「何をやって、何をやらないか」を考えないと、「あれもこれも」とイタズラに焦ることになります。
人間、焦っても焦らなくても、できることには限界があります。その悩みが本当に「今すぐ解決すべき悩み」なのか、悩む前に考えることも大事です。
断捨離は、ものを敵視してやるものではありません。焦らずじっくり片付けないと、失敗しやすいものでもあります。
断捨離中に心がもやもやしてきたら、それは自分が変われるチャンスでもあります。片付けはいったん止めて、自分の悩みと向き合うときなのではないでしょうか。