一人暮らしの食費の平均は参考にならないから、自分で調べるのが確実だよ。
食費の節約を考えるとき、まず平均値を調べる人は多いんじゃなかろうか。が、 一人暮らしの食費の平均は、正直参考にならない。そこで、自分に合った食費を調べる方法を紹介したい。
特に一人暮らしを始めたばかりのときは、ちょうどいい食費がいくらか分かりにくい。まずは、こんなところから始めてみてほしい↓
一人暮らしの食費の平均は?
一人暮らしの食費の平均は、約38,000円となっている。さらに、学生や節約を目指す人におすすめされる目安は30,000円ほどだ。
1ヶ月3万円となると、1日あたり1,000円使える計算だ。外食も含めると、まあまあの金額じゃなかろうか。
しかし個人としては、これでも高いと感じる。この不景気な世の中、20,000円以下の食費で頑張っている人も多いんじゃなかろうか。
平均値に合わせて律儀に食費を使っていると、知らぬ間に無駄遣いをしてしまうかもしれない。自分に合った金額を知って、適度に節約もしたいところだ。
家計簿は付けてる?
食費が高い人に多いのが、家計簿を付けていないというパターンだ。まずどれくらい使っているかを知らないと、節約のしようもない。
簡單なのは、食費関係のレシートの金額をメモ帳などに丸写しすることだ。3ヶ月も続ければ、自分がどれだけお金を使っているか分かるだろう。
食費を付けるときのポイントは、食料品と外食を分けて計算することだ。外食が多い自覚があるなら、外食にターゲットを絞って記録してもいい。
また、何に使ったかまで記録しようとすると、面倒で続かないことも多い。大事なのは金額なので、よゆうがなければ内容は書かなくていい。
外食はどれくらいに抑えるか?
食費の高い安いは、外食が多いか少ないかで決まる。1食1,000円として毎日1回外食すると、もう30,000円になってしまう。食費が平均40,000円近くかかるのも頷ける。
外食に頼ることが多いのは、おそらくお昼ごはんだろう。
・平日5日間の昼だけ外食(1ヶ月で20日)
・お弁当などで済ませる(1食500円くらい)
という風にすれば、
・500円×20日=10,000円
で済む。
残りの食事を10,000~15,000円で抑えられれば、食費は20,000円代だ。平均から考えても、なかなか安くできる。
外食が外せないなら、どれくらい外食で使うか予算を決めておくといい。好きなものを好きなように食べていては、食費は抑えられない。
真っ先に米の予算を確保
残りの食事は自炊になるわけだが、一人暮らし直後はどれくらい買っていいのか検討も付かない。そこでまずは、確実に食べるであろう米を買っておきたい。
食べる量は、1日1カップを目安にしたい。5kgの米なら、これで1ヶ月持つ計算だ。5kgの米なら、1,800円前後が相場だろうか。
仮に10,000円を自炊に充てるなら、
10,000円-1,800円=8,200円
が1ヶ月の予算となる。さらに1週間で割ると、
8,200円÷4=2,050円
となる。
食費の目安が分からないときは、ひとまず2,000円を1週間の予算として考えておくといい。もし苦しいようなら、少しづつ予算を足していけば大丈夫だ。
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冷蔵庫に常備するものをまとめ買いせよ
次に食材の買い出しだが、何から買えばいいのか。まずは、これは絶対に食べるという常備食材を買い揃えたい。
私の場合、1週間あたりで常備する食材はこんな感じだった↓
・たまご1パック…200円
・もやし3袋…60円
・納豆3パック…210円
・合計…470円
この3つとご飯があれば、最低限の食事は何とかなる。安くて節約にもなるので、こだわりがなければ最優先で買いだめしておくのがおすすめだ。
残り予算はこまめに使え
これで残り予算は、
2,000円-470円=1,530円
となる。
さらに食品をまとめ買いしてもいいのだが、慣れないうちは買いすぎてダメにする危険もある。面倒ではあるが、最初は食材をこまめに買う方が安全だ。腐らせてムダにするよりはマシだろう。
しかしスーパーで売っているほとんどの野菜や肉は、一人暮らしが1回で食べ切れる量じゃない。1回の買い物で、3日分くらいを買う感じだ。
すると1回の買い物で使える予算は、
1,530÷7日=218円
218円×3日=655円
となる。
まずは650円分の食材を買ってみて、3日間もつかチェックしてみる。もし余ったら予算を減らし、逆に足りないようなら予算を増やしていく。
私の場合、1週間の予算はこれくらいだ↓
・もやし×7…140円
・鶏むね肉2パック…500円
・たまご1パック…200円
・高野どうふ1袋…260円
・合計…1,100円
我が家はノー冷蔵庫なので買い置きができず、ちょっと高くついている。冷蔵庫があるなら、食費はもう少し削れるだろう。
メニューはレシピサイトが便利だよ
料理は、何日分かをまとめて作ると楽で便利だ。買ってきた食材を使い切れるようなレシピを、ネットで探す。むしろレシピを見て、買う食材を決める方が簡單かもしれない。
しかし100%レシピサイト通りに作ろうとすると、用意する食材が多すぎてお金がかかったりもする。具材の野菜や肉の種類など、ほかのものでよさ気な食材はどんどん置き換えたい。
(個人的には、大体の野菜はもやしで、肉はとり肉で代用できると思っている)
そんななかでも、カレーやシチューはどんな食材でも通用するから便利で安全だ。鍋1つあれば、数日分を手早く作れるのも嬉しい。困ったときは、煮込み料理をおすすめしたい。
ついでに炊き込みご飯なども、ご飯とおかずをまとめて作れる優秀なレシピだ。こちらも意外に、具材はなんでもイケてしまう。炊飯器があるなら、炊き込みご飯メインにしてもいい。
飲み物はどうするの?
これまでの話では、飲み物の問題を考えてこなかった。我が家の飲み水が水道水ということもあり、すっかり頭から抜け落ちていたというのもある。
ペットボトル飲料は高いので、節約するなら自分でお湯を沸かすタイプの麦茶などがベストだ。外食のときも、My水筒を持っていけば安く済む。
私はよく、水道水をペットボトルに詰めてバイト先に持っていったりする。普段からここまでやる必要はないが、給料日前などは多少役立つだろう。
実際に記録を付けてチェックしてみないと、自分にあった食費は分からない。これまで「これくらいが当たり前」と思っていた人も、実はもっと節約できるかもしれない。
食費が多いと感じたときは、いったん平均のことは忘れて一から見直してみるのはどうだろうか。