枯れ女ミニマリストの部屋に、インテリアや家具がほとんどない理由。
今回は、私がミニマリスト生活のをするなかで、部屋にインテリアや家具がほとんど置かない理由をお話します。
家族のいない一人暮らしだと、部屋のコーディネートも自分の思うまま。枯れ女でズボラな気質のまま家具を選んだ結果、部屋はスッカラカンになりました。
単純にお金がないというのもありますが、今後収入が増えても家具を増やす可能性は低いです。おしゃれなインテリアの部屋には憧れますが、私の手には余るように思うからです。
「なぜ?」を考える
なぜそれが、自分にとって必要なのか?大きな買い物の前には特に、「なぜ?」と考えてみます。
部屋に家具を置くことが当然のようにも考えられていますが、果たしてそれは自分にも当てはまるのか。考えても買うべき理由が思い当たらなかったら、まずは買わずに済ませます。
床でもくつろげるからソファは必須じゃないし、フローリングでも不便はないからカーペットも死活問題ではない。座卓派の私には、ダイニングセットも必要ではありませんでした。
そうして考えた結果、家具はローテーブル1脚のみとなりました⇒節約とミニマリストの両立を目指す私が選んだ、生活に最低限必要な家具・家電とは?
とりあえず落ち着いてPC作業ができてご飯が食べられれば、私にとっては十分です。一人暮らしであれば、小さなローテーブル1つでスペースは足りました。
(ただ、カーペットは実家からもらったものを敷き布団として使っています⇒持たない暮らしを目指すミニマリストに、敷布団はいる?いらない?)
優先順位が自分のなかで決まっている
家具をほとんど持たない一方、日常生活に必須ではないオタクグッズは後生大事に持ち続けています。これは、家具より趣味の方が私の中で優先度が高いからだと思います。
段ボール3~4箱分は減らしたものの、未だクローゼットいっぱいのコレクションが眠っています⇒オタクミニマリストの、部屋の片付け。数ヶ月放置した趣味のグッズをようやく断捨離
逆にミニマリストのなかにも「おしゃれな部屋でくらしたい」「家具が好きだからインテリアにこだわりたい」という人はいます。「ミニマリストは家具を持たない」のような、決まった形はありません。
人と比べないことは、ミニマリスト暮らしには欠かせない考え方だと思います⇒佐々木典士さん「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」感想。ミニマリストとは何者か?
ものごとの優先順位は人それぞれなので、必要なものも千差万別。世間一般の基準よりも、自分の中の基準の方が大事です。
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何もない空間自体がインテリア
ガラーンとした部屋は殺風景なイメージもありますが、実際に暮らしてみると意外に悪くありません。むしろ最近では「何もない空間こそが、私にとってのインテリアなのでは」と感じるようになりました。
だだっ広いフローリングを部屋の隅から眺めていると、それ自体がすでに完成された空間のように思えてきます。そこをわざわざ大きな家具で埋めるのは、かえって無粋な気がしてきました。
また、昔の中国には「部屋は『何もない空間』があるからこそ役に立つ」という考え方があるようです。確かに部屋の中を荷物で埋めてしまったら、私たちの暮らすスペースがなくなってしまいます。
何もないガラーン空間も、静かで広々していて気持ちが良いものです。あえてものを置かない部屋づくりというのも、有りなのではとも思います。
インテリアを増やして起こることを考える
ものを増やすときは、その後のことまで考える方が安全です。大きな家具や家電ともなれば、余計に慎重にならざるを得ません。
家具を増やせば、その分掃除などに時間を取られるようになります。おそらくズボラな私では、部屋の掃除がおっくうになるのは目に見えています。
部屋に何もないと、水拭き込みでも30分で終わります⇒ミニマリストの部屋の床掃除は、雑巾1枚と30分あれば十分終わります
また、家具のすき間や物陰に虫が隠れてしまうという危険性もあります。できる限りGなどにつけ入る隙を与えたくないというのも、家具を置かない理由の1つです。
隠れられる場所が限られているので、見失っても大体目星が付きます。再発見の率も高く、見逃す可能性も低いです。家を虫の住居にしたくない人は、家具を減らすのもおすすめかと思います。
処分も手間がかかる
家具は家の中にある間だけでなく、処分のときも大変です。運ぶ労力や時間もそうですが、お金がかかってしまうのも難です。
さらに引っ越しが決まったとなれば、新居まで家具を運ぶのも一苦労です。引っ越しが面倒なのは、大きな家具や家電があるからではないでしょうか。
ものは、手に入れた後からが本番です。諸々の手間をかけても惜しくないものか、買う前に考えることも大事かもしれません。
もたない暮らしをしていると、今まであるのが普通だった家具も、必ずしもいるわけではないと実感します。自分の生活に必要なものだけを残すことも、インテリアコーディネートの大事な要素ではないでしょうか。