一人暮らしの手洗い洗濯。洗いものの手間を減らして家事を楽にするコツ
洗濯機がないと、洗濯は面倒です。それでも手洗いで済ませたいというとき、その手間を減らして家事を楽にするコツをお話しします。
私も一人暮らしを始めてから、洗濯は手洗いです。今はむしろ洗濯機を買う方がお金がかかるし面倒だから、手洗いで良いやと開き直っています。
寝てる間に浸け置き洗い
一から洗濯ものをゴシゴシ洗うのは大変です。手洗いの場合、洗濯は「浸け置き洗い」をメインにすると楽になります。
寝る前にたらいに水を張り、中にアルカリ性の洗浄剤を入れます。その洗浄液に洗いものを放り込んで一晩置けば、朝には汚れが落ちています。
翌日は、洗濯ものを2~3回すすいで脱水して乾かします。浸け置きしても気になる汚れは、すすぎの前に洗濯板でゴシゴシ洗います。
私の場合、お風呂上がりに残り湯をたらいに張り、その中にセスキ炭酸を入れています。くつ下などの汚れも「浸け置き→洗濯板」できれいになります。汚れにセスキを付けると、さらに落ちやすいです。
洗いものをすすぐときは、セスキのぬめりが落ちるよう念入りにやるのがポイントです。ここをいい加減にやると、衣類にセスキが残って繊維が傷むかもしれません。
セスキを落とすには、服を1着1着しっかり押し洗いすると良いです。たらいの中で洗濯ものをクルクル回して、押し洗いしていない部分がないようにします。
すすぎをしっかりやれば、服が臭うこともありません。乾いた洗濯ものの臭いをいつもチェックしていますが、今のところ「服が生臭い」という事態は起こっていません。
手袋をつけるのがおすすめ
洗濯に使うアルカリ剤は、皮膚を溶かす力があります。素手で洗濯すると手がエラいことになるので、ゴム手袋を付けることを強くおすすめします。
脱水し過ぎない
手洗いで一番大変なのは、脱水です。そこであえて、脱水はほどほどにした方が楽になります。
これだと「乾くのに時間がかかる」「乾かしてる途中で水がしたたる」などのデメリットがありますが、最終的には乾いてくれます。真冬でも、昼間は外・夜は室内で干せば1日で乾きます。
雨で外に干せないときは、私は布団乾燥機を使ったりしています⇒ミニマリストを目指す私が、あえて布団乾燥機のスマートドライをおすすめしたい理由
「どうしても早く乾かさねばならない」ということがない限り、脱水が多少不十分でも何とかなります。どうにも有効な脱水方法が見つからないので、私は現状「ほどほど脱水」で落ち着いています。
絞り過ぎると服が傷む
「面倒」というほかにも、脱水のし過ぎは服を傷めます。服が伸びたりしわくちゃになったり、ひどいときは穴が空いてしまいます。
私も最初の頃、薄手のカットソーを思い切り絞り上げて穴を2つほど空けたという哀しい思い出があります。それからは、洋服や下着は力いっぱい絞ることを止めました。
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なるべくマメに洗濯する
以前は「まとめて洗った方が手間が少ないのでは?」と思っていましたが、これは全くの間違いでした。むしろ洗濯は、マメにやった方が面倒になりません。
洗濯をマメにすると、当然ですが1回の洗濯ものの量が減ります。洗いものが下着などの小物だけなら、すすぎから干すまで30分あれば十分です。
干すものが少なければ、もの干し台も小さなもので済みます。ゴチャゴチャと洗濯ものを吊るさないので、乾きやすいというメリットもあります。
洗濯は溜めるから面倒になる
例え小さな洗濯ものでも、1週間分も溜まると洗濯も一苦労です。そこに普段着やパジャマが加われば、1時間以上は確実にかかります。
どうということのない靴下やキャミソール1枚でも、その日に洗えば週末の洗濯ものが減らせます。溜まりやすいタオルや下着類だけでも、マメに洗った方が良いです。
洋服は1日ごとに洗濯に出さない
洗濯を習慣化するには、「洋服は1日ごとに洗濯に出さない」ことが効果的かと思います。真夏でもない限り、洋服は毎日洗わずともそこまで汚くならないものです。
特に家にいることが多いのなら、同じ服でも3~4日はいけます⇒洋服を洗濯する手間を減らすため、ズボラな私がやっているエコすぎる方法
外で働いているにしても、デスクワークが中心なら1日で服が汚くなることはないような気がします。下着さえ毎日変えれば、上の服は案外きれいです。
「毎日同じ服だと人目が気になる」という場合は、2~3着の服をローテーションで着るという方法もあります。洗うときは1着づつ順番にすれば、洗濯にも時間はかかりません。
私はバイト時代、毎日出勤でないのを良いことに2回は同じ服で働きに出ていたこともあります。週3~4日のパートタイムやアルバイトで毎日シフトが入っていないなら、そういう手もありかと思います。
洗濯ものを溜め込まないと、精神的にもストレスがありません。洗濯を待っている山積みの洋服は、そこにあるだけである種のプレッシャーを感じます。
手洗いは洗濯機の3倍は手間がかかりますが、ちょっとした工夫で面倒は減らせます。浸け置きなどで時間をうまく使えば、手洗いも苦痛ではなくなります。