冷蔵庫なしでも食中毒が予防できる6つの調理法。料理が苦手な一人暮らし女の対策。
夏は、食中毒が一番怖い季節です。冷蔵庫を持たない私が、予防のために意識している調理法や対策を紹介します。
ノー冷蔵庫のまま春が過ぎ、夏を迎えてしまいましたが、お腹の具合が悪くなったということは幸いにしてありません。このまま行けば、冷蔵庫に頼らずに夏も越せるんじゃないかと思っています。
しかし元がズボラゆえ、徹底して消毒や衛生に気をつけるということはしていません。とにかく台所を使うときは、簡単・シンプルを心がけることが大事じゃないでしょうか。
食中毒の菌が増える条件とは?
食中毒が起こるまでには、まず食中毒を起こす菌が増えるというステップがあります。
そして菌が繁殖するのは、以下の条件が揃ったときです↓
・温度
・水分
・栄養
この3つは食中毒の菌に限らず、カビなどの微生物が繁殖するにも必要な要素。この3つが揃って初めて、菌やカビは生きることができます。
なのでこのうちの1つでも対策をすれば、菌の繁殖を防いで食中毒を予防できるということです。
食中毒には菌以外にもノロなどのウィルスがありますが、梅雨時の家庭で起こるのは細菌による食中毒が大半です。
私も、衛生という面ではまだまだです。しかしながら、この3つの条件を満たなさない暮らしは意外に出来ているのかもしれません。
ちなみに、お風呂のカビも同じような条件で発生します⇒お風呂のカビを今すぐ防止。道具なしでできる5つの予防対策。
特にノー冷蔵庫暮らしということもあり、食べ物に関しては気を付けています。食材や調理に関して、私が普段からやっていることは以下です。
1.家に置く食材は乾物andレトルトのみ
菌が繁殖するには、栄養&水分が必須。なので家で保存する食材は、カラカラの乾物か密封されたレトルトや缶詰のみです。特に水分が少なければ少ないほど、常温保存も簡単になります。
私が普段、キッチンに常備している食材はこちら↓
・高野豆腐
・たまご
・缶詰
・インスタント食品
・ふりかけ
・塩
特に高野豆腐は、安くて栄養もあるのでとても助かっています。水分ゼロの食材では、さしもの菌も太刀打ち出来ないようです。
今のところ乾物は高野豆腐だけですが、もうちょっと食費に余裕があれば車麩なども取り入れてみたいところです。
さらにたまごも、実は常温保存ができる貴重なタンパク源です。冷蔵庫に入れなくとも、2週間くらいはもってくれます。
寒い時期は、もやしやほうれん草などの野菜も数日は保存できました。が、流石に今の季節になると、1日でも危険度大です。納豆も、この時期は一日で臭いがキツくなるので買えません。
2.生鮮食品は買ってきた日に食べきる
肉・新鮮な野菜などは、常温保存はまず無理です。買ってきたその日のうちに食べきるのが鉄則と言えます。
私は毎日買い物に行くのが面倒なので、普段は高野豆腐とたまごがメインです。2~3日に一回の割合で、安い見切り品やもやしを買っています。肉を食べるのは、週に2回くらいです。
傷みやすいもやしや肉は、夕飯直前に買ってきてすぐさま調理すれば、まず安全です。真夏の一番暑い時期は、数時間の放置でも危険かもしれません。
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3.なるべく素手で食材に触れないようにする
実際に調理するときは、素手で食材に触れる機会を減らすと安全です。手の雑菌というのは、いくら手洗いをしてもゼロになるわけじゃないからです。
特に指に傷があるときなどは、その傷の周辺に菌が繁殖しやすいです。念入りな手洗いや、ビニールの手袋などを付けて調理した方が良いかもしれません。
私が調理するときは、もやしなどは袋からそのまま鍋に開けています。肉も切らずに、丸ごとパックから鍋にINです。
野菜を切るときは流石に触らざるを得ませんが、肉を切った包丁を使わなければ安全ではないでしょうか。生肉を切った包丁でサラダを作り、そこから菌に感染して食中毒になるという話は良くあります。
4.調理の手順が少ないメニューを中心に
素手で食材に触らずに済む調理というのは、シンプルで簡単な調理とも言えます。調理の手順が少なければ少ないほど、菌が食べ物につく危険は減るんじゃないでしょうか。
私がいつも作るのは、米と食材を寸胴鍋に放り込んで煮込む雑炊的なものです。鍋に食料と水を入れてIHヒーターのスイッチをONするだけの、究極の手抜きレシピです。
ちなみに炊飯器を持っていた頃は、炊飯器で野菜スープを作っていました⇒かぼちゃをまるごと炊飯器で蒸すと、美味しいスープに~一人暮らしの節約料理(30)~
ただ焼くだけ・煮込むだけというのは、楽なだけでなく衛生的にも効果があると思います。シンプルなズボラ調理も、食中毒を予防する役に立ちました。
5.生ゴミをできるだけ少なくする
生ゴミは、菌が繁殖するための栄養と水分の宝庫です。なので調理のときには、なるべく生ゴミを出さないようにしています。
野菜などは、まず買ってくる段階で生ゴミが出にくいものをチョイス。実際に調理するときは、皮ごと切ったり芯や種も一緒に食べるなど、とにかく全部を食材にします。
人参やじゃがいもなども、皮付きでも普通に食べられるものです。農薬云々の問題もありますが、私としては生ゴミを少なくする方を優先しています。
ちなみに出た生ゴミは、二重のビニール袋に入れてタッパーの中に厳重保管。今のところこの方法で、虫が発生するなど不衛生なことにはなっていません。
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6.徹底的に火を通す(生で食べない)
ただ煮込むだけのズボラ調理ですが、時間はかけます。30分くらいはじっくり煮込み続けるので、万が一菌が食材に付いていてもその間にやっつけることができるんじゃないでしょうか。
食中毒の菌を死滅させるには、ある程度の時間・高温で火を通すことがポイントです。食材の芯まで火を通すなら、焼き料理よりも煮込み料理の方が簡単かもしれません。
たまごも毎日のように食べていますが、ゆでたまごにしています。熱湯でしっかり茹であげるので、殻に菌がついていても安心です。
ちなみに作り置きした煮込み料理も、レンジではなく火を通さないと危ないというのは今やおなじみになっています。少々面倒でも、しっかり煮込み直すことをおすすめします。
この季節、食中毒で入院などという事態は絶対に避けたいところです。とにかく菌が繁殖しないよう、水分の多いものを放ったらかしにしないことが大事かと思っています。
このまま何事もなく夏を乗り切れれば、ノー冷蔵庫でもノー食中毒で過ごせる算段は立ちます。ノー冷蔵庫にそこまでこだわる価値があるかどうかは分かりませんが、1つの挑戦として続けていきたいです。