過払いの国民年金は還付してもらえる。払い戻してもらう手続き方法とは?
先日、過払い分の国民年金の還付手続きをしました。今回は、その流れなどを簡単にお話ししたいと思います。
払い過ぎたお金は、ちゃんとした手続きをすれば自分の元へ返ってきます。お金のことは面倒臭がらず、しっかり回収しておく方が良いです。
過払いの還付通知が届いた
私の元に年金事務所から手紙が届いたのは、確か12月ごろだったと思います。中身を見ると、「払い過ぎた年金を返します」という内容と、還付手続きに必要な書類が入っていました。
返してもらえるというなら、たとえ何円でもありがたいものです。しっかり手続きします。
還付の手続き
還付の手続きは、2年を過ぎると時効になってしまいます。年金事務所から通知書が届いた場合は、早めに送り返すようにしましょう。
年金を支払い過ぎた場合、まず年金事務所から「国民年金保険料過誤納額還付・充当通知書」という名前の書類が届きます。払い過ぎの分を返してもらうには、必要事項を書いて送り返せばOKです。
書類の左側には払い過ぎの期間や、その金額が書いてあります。そして右側が、年金事務所に送り返す申請書です。書類の右側には、自分の情報とお金を振り込んでもらう金融機関を書きます。
書類にはミシン目が入っていて、左側と右側は切り離せるように。通知書の左側は、自分で取っておく書類。年金事務所に送り返すときは、右側の書類だけがあれば大丈夫です。
あとは通知書と一緒に入っていた封筒に書類を入れ、ポストに出せば完了です。
この封筒の裏には、自分の住所を書くスペースがあります。書き忘れると送り返される可能性もあるので、しっかり書いておきましょう。
過払い分が戻ってきた
そしてつい最近、ようやく過払い分が戻ってきました。
申請したのが年末の忙しい時期だったせいか、振り込まれるまで1ヶ月以上もかかりました。ネットなどでは「およそ2週間前後」で振り込まれるとあったのですが、タイミングによっては遅れることもあります。
還付の申し込みをしたときは、大体1ヶ月~1ヶ月半ほど見ておけば確実です。それ以上経っても「振込手続き完了のお知らせ」が届かないときは、年金事務所に問い合わせてみてください。
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なぜ年金を払いすぎてしまったのか?
今回払い過ぎた年金は、金額にして3,400円ほど。普通であれば専用の「支払い書」を使うので、うっかり払いすぎるということはほとんどありません。
にも関わらず私が年金を払いすぎてしまったのは、「納付免除期間」の分を払ってしまったからです。
私は現在、年金の支払いを数年間免除してもらっています⇒現在の借金、約300万円。奨学金と年金が両肩に重くのしかかる、節約家の現実
年金の免除手続きをすると、その間は支払いをしなくても「年金に加入している」とみなされます。支払えないときは、免除手続きをすれば「加入期間が足りなくて年金がもらえない」という事態を避けられます。
免除した分は後から支払うことができるので、私も手元の支払い書で昔の分を振り込みました。けれども、どうやら免除した分を普通の支払い書で振り込むのがマズかったようです。
年金の免除は全額免除のほか、「半額免除」や「1/4免除」、「3/4免除」などがあります。どうも、昔の支払い書と必要な支払額との間に「差額」があり、今回はその分を返してくれるようでした。
年金の過払いを避けるには?
このような年金の過払いを避けるには、古い支払い書で振り込むのを避けるしかありません。後から免除の分を支払うときは、「後納・追納申請」をして新しく支払い書をもらうことが確実です。
追納の申請は、お近くの年金事務所やネットから申し込むことができます。パソコンがあれば、「ねんきんネット」のマイページから申し込めるので便利です。
追納の申し込み以外にも、年金を追納できる期間を見たり、将来の年金額を調べることができます⇒ねんきんネットを再登録。厳しい年金状況に、目の前が真っ暗になりました
最初っからちゃんと年金を支払っていればこんな面倒事にはならずに済んだとも思いますが、私のようなズボラ人間にはありがたい制度です。
今まで古い納付書も取っておいたのですが、それを使うとまた面倒なことになりそうです。今後は追納するときは、面倒でも「追納手続き」をして新しい書類をもらうようにします。
年金の手続きは複雑で面倒なものが多いですが、1つ1つ地道に対応すれば大丈夫。同じような通知が届いたときは、参考にして頂ければ幸いです。