一人暮らしの電気代平均、4,000円っていうのは高すぎだから。
一人暮らしの電気代、自分は高いのか安いのか?それを知りたいとき、平均値を調べるという人は多いんじゃなかろうか。平均より安いと分かると、ちょっと安心したりもする。
しかし平均より電気代が低いのと、電気代が節約できているかどうかは全くべつの話だ。平均値でホッとしていると、ムダにお金が出ていってしまうかもしれない。
一人暮らしの電気代の平均って?
総務省の家計調査報告によると、2016年の一人暮らし世帯の電気代はこんな感じだという↓
電気代…5,320円
ガス代…2,999円
上下水道料…2,145円
なんと、平均でも5,000円をオーバーしている。光熱費のなかでもダントツで高い。
ネットではよく3,000~4,000円とくらいが平均値という意見を見かけるが、実際は皆もっと電気を使っていた。昨今のエネルギー問題のせいで、年々電気代が上がっているのも原因かもしれない。
しかし、一ヶ月の電気代が4,000円も5,000円もかかるのはやはり高いと思う。いくら平均より安いといっても、家計的にみるとまだまだ削れそうな金額である。
なんで平均はこんなに高い?
しかし電気代の平均値は、なぜ実感よりも高くなりがちなのか。それは平均値のなかに、極端に高いものが混じっているからじゃなかろうか。
たとえば同じ一人暮らしでも、電気代が高い人は毎月10,000円オーバーというのもある。貧乏人の私としては、どんな暮らしをすればそれだけ電気を使うのか想像もつかない。
私の電気代は、安いときは安くなる。詳しくはこちら⇒電気代の節約に効く方法はこちらで紹介中⇒一人暮らし女性必見。電気代を月1000円に節約できる6つの方法。
たとえ少数派でも、ずば抜けて高い金額があれば平均は高くなる。質素な暮らしとリッチな暮らしを一緒くたにしていることを考えると、信用度は下がる。
ちなみにぜいたくしてないのに電気代が10,000円を超えているときは、漏電している可能性がある。すぐに、業者に検査してもらうことをおすすめしたい。
世帯別・収入別の平均は?
実際の暮らしに合った平均値を知るには、自分と同じような人たちのデータを参考にしないと意味がない。総務省の統計調査によると、年代別、収入別の電気代の平均は、こんな感じだ↓
★年齢別
・~34歳…3,208円
・35~59歳…5,036円
・60歳~…6,156円
・65歳~…6,210円
★年収別
・~100万円…4,875円
・100万~200万円…5,252円
・200万~300万円…5,659円
・300万~400万円…5,110円
・400万~500万円…4,828円
・500万~600万円…4,273円
・600万円~6,156円
こうしてみると、年代によって電気代がハッキリ分かれている。逆に収入別だと、そこまで差はない感じにみえる。
ちょうど私ぐらいのアラサー世代だと、電気代の平均は3,000円前後。全体の平均5,300円と比べると、節電を頑張っているのが分かる。これがもっと上の世帯になると、平均は6,000円以上にもなる。
やはり歳を取ると自力でできることが減り、電力に頼ることが多くなるのか。もしくは省エネ家電に買い換えず、古くて性能の悪い製品をずっと使っているかだろう。
ただ収入別でも、年収が低い世帯の電気代が高めなのが気になる。やはりお金がないために、新しい家電に買い換える余裕がないからだろうか。
若者世代とお年寄り世代では、生活スタイルもエコに対する考え方も違ってくる。そういうものをひっくるめた平均を基準にするのは、やはり無理があるんじゃなかろうか。
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まずは2,000円を目指せ
20~30代の人は、電気代平均3,200円を基準にするのがよさそうだ。そこから節電を考えるなら、電気代2,000円前後を目指したいところだ。
古い家電を買い換える、契約アンペアを見直すなどで、月1,000円くらいはよゆうだ。節約効果の高いところから先に手を付けていけば、楽に電気代を減らせる。
夏冬は、暖房の使い方などに気を付けたい。詳しくはこちら⇒カレジョ流、一人暮らしの冬の電気代を1500円以下に節約する7つの方法。
ガス代との兼ね合いもある?
ただ近ごろは、一人暮らしでもオール電化の家に住む人が増えてきた。オール電化だとガス代がゼロになるから、電気代が高くても非エコとは言い切れない。
オール電化の一人暮らしは、評判によれば平均で7,000円ほどの電気代がかかるという。プラス水道代が2ヶ月で3,000円とすると、ひと月の光熱費は8,500円前後だ。まあまあといったところか。
ちなみに我が家の電気&ガス代の合計は、月平均3,000円ほどだ。もしオール電化の家に引っ越すとなると、電気代も3,000円くらいに抑えられることが目標になるだろうか。
電気代の平均とひとくちに言っても、実態にあった基準とは限らない。同じ一人暮らしでも、その暮らしぶりはピンキリだ。
電気代の平均値をなんとなく参考にしていると、ムダ使いが増えてしまうかもしれない。実際の暮らしに合った平均を知りたいときは、紹介したデータを参考にしてもらえれば幸いだ。