つい食べてしまうのはなぜ?偽の食欲の原因と対策を考える。
たいしてお腹も空いていないのに、つい食べてしまうのは何故なのか?いわゆる「偽の食欲」の原因と対策を考えてみました。
年末年始は色々と食べすぎたせいで、体重が2kgも増量。タダでさえぽっこりの下っ腹が、より出てきました。原因は十中八九、実家へ帰省したときのつまみ食いです。
どうすれば、偽の食欲に打ち勝つことができるのか?お悩みの人はぜひ一緒にチェックしてみてください。
「タダ」の誘惑に勝つのは難しい
まず真っ先に思いついたのは、「実家で食べたものは全部『タダ』だから」というもの。自分の身銭を切らないと思うと、「食べなきゃ損」のような心理になるんじゃないでしょうか。
実家の食料に限らず、友人・知人からもらったお菓子は割と早めに平らげてしまいます。やはりこれも、「タダでもらったもの」だから食べやすいというのがあるんだと思います。
逆にもし、今までタダで食べてきたものが全部有料だったら?多分、丁重にお断りするでしょう。身銭を切るか切らないかというのは、食べる・食べないにとっても重要なボーダーらしいです。
(私が特にケチなだけかもしれませんが)
義理堅い人だと、「頂きものは残さず食べないと」という心理も働くのかもしれません。これは「残したら申し訳ない」という日本人独特の価値観もありそうです。
どのみち「無料のもの・頂きもの」というのは、食べるハードルを大きく下げる効果があるのは確実。「これは全部お金がかかるんだ」と思えば、食べる気もなくなります。
家の中のものを減らすと食欲も減る?
また、家の中のものを減らすと食欲が減るような気がします。部屋がスッカラカンのだと、「食べたい!」という欲求があまり湧いてきません。
自宅にはお菓子の備蓄もあるのに、そこまで食指が動かないのです。視界に入ってくる荷物が少ないと、その分食欲も減る気がします。
例え食べ物以外のものであっても、周りに刺激があるだけで食欲も刺激されるのではないか?実際、部屋が散らかっていると「コルチゾール」という食欲が増すホルモンが出るという話もあります。
ミニマリストである佐々木典士氏も、「ものを減らしたら痩せた」と著作の中で言っていました。やはり「視界にものが多いと食欲が増す」というのは、あるんじゃないかと思います。
改めて己の部屋を見回してみると、食欲どころか恋愛欲やおしゃれ欲まで失せそうなほど殺風景。まさに「枯れ」部屋です。
これは極端な例としても、「荷物の断捨離」は食欲を抑えるのに効果があります。心当たりのある人は、心機一転部屋を片付けてみてください。
「食べかけ」は全部食べたくなる
普段はナッツ以外の間食はしないのですが、賞味期限が近いお菓子などをチョコチョコ消化しています。不思議なことに、いったん袋を開けたお菓子は短期間で一気に食べてしまうのです。
逆に未開封の食料には、あまり手を付けたくない。これは、おニューのハンカチやタオルを使うのがもったいないという心理に近いのかもしれません。
それが袋を開けた途端、「早く片付けないと」という心境に早変わり。最近は実家からもらった袋入りピーナツチョコを2日で空にしましたが、一度袋を開けたお菓子は事あるごとに手を出してしまいます。
特にポテトチップスなど大袋のものほど、「片付けたい心理」が働きやすいです。同じお菓子を買うにしても、小分けのものの方がセーブしやすくなるんじゃないでしょうか。
手持ちぶさたで口寂しい
また、純粋にお腹が空いていなくても「暇」というだけで食べたくなるときがあります。口の中が空っぽだと、妙に寂しくなるのです。
例えお腹がいっぱいでも、手持ちぶさただと食べたくなる。これは食べることが半ば習慣化して、口を動かしていないと落ち着かないからだと思います。
私もたまに文章を書くのが行き詰まったときなどに、「食」に走りたくなります。こういう偽の食欲への対策では、熱いお白湯を飲むのが一番です。
冷たい水だと一気に飲み干せるところ、熱湯だとチビチビすすることに。結果的に長持ちして、口寂しさを紛らわせることができるのです。
お白湯にはちょっとした健康効果もあるので、ヘルシー志向な人にもおすすめ。詳しくはこちらから⇒お白湯健康法って本当に効果あるの?30代女が実感した6つのパワー。
オマケに水はお腹も溜まりやすく、カロリーはゼロ。お手洗いの回数が増えるのが難ですが、手軽に食欲を抑えるにはおすすめです。
自分で自分にご褒美をあげたくなる
気が進まない・片付けたくない仕事があると、「自分へご褒美」としてスイーツなどが欲しくなるときも。ストレスから食に走るパターンです。
こういう心理になったときは、取りあえず「これが終わったら〇〇を食べよう」と自分に言い聞かせます。
そしてその仕事が終わったら、「食べるのは次の仕事を終わらせてからにしよう」と先延ばし。これを繰り返すと、何だかんだ食べずにやり過ごせるのです。
先延ばしの効果についてはこちらでも⇒洋服が欲しいがお金がない。我慢が必要なとき、私がやっていた対処法。 場所は「1週間経ったらまた考えてみる」です。
「食べても良いんだ」と思うだけで、なぜか満足できてしまいます。実際食べるかどうかよりも、自分の欲求を認めるかどうかの方が大事なのかもしれません。
ストレスから食べたくなったときは、逆に「食べても大丈夫だ」と自分に言ってみるのがおすすめです。
偽の食欲の原因は、心理的な側面が大。そこをいかに「食べたくなくなる心理」に持っていくかがポイントです。
ついお菓子などに手が伸びてしまうときは、「なぜ自分は食べたいのか?」と考えてみると対策が見えてくるのではないでしょうか。