ズボラな一人暮らし女でも10分でできた、エアコンのフィルター掃除のコツ
今のアパートに引っ越してから1年半ちょい。今さらながら一度もエアコン掃除をしていないことに気づいたので、手始めにフィルターをキレイにしてみた話をしたい。
掃除の前は「めっちゃ面倒くさそう」と尻込みしたが、いざやってみるとあっけなく終わった。フィルターだけなら、掃除が苦手な素人でも10分ほどで済む。これはやらなきゃ損だ。
フィルター掃除のステップ
まずは、フィルター掃除のステップから↓
エアコンのコンセントを抜く
安全のため、掃除の前にエアコンのコンセントは抜いておく。壁かけ式エアコンの場合、本体の横辺りにコンセントがあるはずだ↓
我が家では節約のため、使うとき以外エアコンのコンセントは抜いている。毎日長時間使わないなら、その方がかえって楽だ。
エアコンの外カバーを外す
次にエアコンの外カバーを外す。フィルターを守っている、プラスチックのフタだ。
我が家のエアコンの場合、横のツメをガコッと外すスタイルだった↓
おそらく賃貸のエアコンは、これと似たような作りかと思う。乱暴に扱うとツメが折れるので気をつけたい。
フィルターを外す
カバーの内側に、今回掃除するエアコンフィルターがセッティングされている。エアコン内部を下からのぞいたときに、チラッと見えるヤツだ↓
フィルターはただ下の部分を引っかけているだけなので、いったん持ち上げればスルッと引き抜ける。横から見たイメージ図はこんな感じ↓
フィルターだけなら道具なしで簡単に外せた。左サイドと右サイドの2枚あるので、両方とも忘れずに。
外したフィルターがこちら。微妙に汚いうえ、ちかくで見ると、薄っすらとホコリが……↓
1日数時間、夏と冬の一時期に使うだけでも、やはり汚れる。1日中エアコンを付けている家は、もっとひどいことになっているだろう。
ホコリを掃除機や乾拭きなどで取る
フィルターに詰まったホコリは、掃除機やブラシなどで取る。ホコリの量が少なければ、雑巾の乾拭きでも十分だ。我が家のフィルターは乾拭きで9割キレイになった。
逆にホコリが詰まりすぎているときは、そのまま外すとホコリが辺りに飛び散ってしまう。フィルターを外す前に掃除機をかけると安全だ。念のため真下に新聞紙を敷いたり、エアコンの送風口にビニールを覆せるといい。
シャワーなどで洗い流す
ホコリをあらかた取ったら、シャワーなどでザッと水洗いする。裏表まんべんなく流すのがコツだ。
我が家のフィルターは軽い汚れだったので、シャワーを流しつつ手でこすり洗いすればキレイになった。汚れが少ないうちに掃除すれば、手間もかからず楽だ。
逆に長年フィルター掃除していなかった場合は、念入りに流したほうがいい。汚れがひどいときは、ブラシや洗剤も使って洗わないとキレイにならなそうだ。
風通しのよいところで乾かす
水洗いの後はふきんで軽く水気を取り、風通しの良いところにフィルターを置いて乾かす。窓際に10分も置いておけば完ぺきに乾くので、ついでに外側のホコリや送風口の汚れを拭いておくといい。
もっと早く乾かしたいときは、扇風機の風に当てたりドライヤーをかけるといい。おそらく数分で済むだろう。
乾かしたフィルターはこの通りピカピカに↓
最後はフィルターを元通りセッティングし、カバーを戻せば完了だ。これでしばらくは安心してエアコンを使える。
エアコン掃除の注意点
フィルター掃除は簡単だが、やり方がマズいとエアコンが壊れてしまう。エアコン掃除の注意点もみていく。
フィルターは完全に乾かす
フィルターは水洗いの後で乾かすと言ったが、生乾きは厳禁だ。水分が残ったままのフィルターを付けると、エアコンが故障してしまう。表面がサラサラになるまで待とう。
運良く壊れなかったとしても、湿ったフィルターはカビの原因になる。よけい掃除がめんどうになるので、そのひと手間を惜しまないようにしたい。
賃貸に備え付けの場合は管理会社に確認を
自宅のエアコンなら自由に掃除できるが、賃貸に備え付けのエアコンは借りものだ。フィルター掃除くらいなら大丈夫だが、内部まで掃除したいときは管理会社に確認した方がいい。下手に分解して故障でもすれば、それこそ弁償ものだ。
踏み台があると楽
これは個人の実感だが、エアコン掃除には踏み台が必須だなと思った。踏み台なしでは、フィルターを外すだけでも首が痛くてしょうがない。本格的な内部の掃除はまず無理だ。
一人暮らしの場合、イス無しで座卓なことも多いはずだ。踏み台に限らず、いざというとき足場にできそうな丈夫な家具があると便利だろう。
エアコンフィルターがホコリで詰まれば空気も汚くなるし、エアコンの効きが悪くなって電気代をよけいに食う。そして何より、掃除がめんどくさい。
いったん気にしだすと、エアコンを見るたび後ろめたい気持ちになる。今回掃除できて、私の気分もサッパリした。これで残りの夏は、心置きなく過ごせるというものだ。