あなたはお金を捨ててない?スーパーで食品の無駄買いをなくすコツ
一人暮らしで無駄になりやすいもの、それが食品だ。どうしたらスーパーなどで食品の無駄買いをなくせるのか、コツを紹介したい。
食費が妙に高いのは、捨てている食品が多いからかもしれない。食費にお悩みのときは、一度チェックしてみてほしい↓
1.食べ物を捨てる=お金を捨てること
無駄買いを防ぐには、食べ物への考え方を変えることも効果的だ。「食べ物を捨てる=お金を捨てる」と考えるのは、とくに効果が大きい。
お金をドブに捨てる人は、まずいないと思う。しかしこれが食品になると、なぜか平気で捨ててしまうから不思議なものだ。
農家でもない限り、多くの人は食べ物を手に入れるためにお金を使うんじゃなかろうか。すなわち、食べ物を捨てることはお金を捨てるも同じことのはずだ。
今度から食べ物を捨てるときは、お金を捨てているんだとイメージするといい。あまりのもったいなさに、次からは無駄買いしまいと意識できる。
さらに、捨てた物とそれに使った金額をメモするのもいい。1ヶ月後に見直してみると、どれだけ無駄があったかびっくりするんじゃなかろうか。
2.作るメニューを固定する
毎日のレシピを、ほぼ同じに固定してしまう。食事にこだわりが無ければ、楽に無駄買いを防げるいい方法だ。
食品を無駄買いしないときによく言われるのが、買い物リストを作りなさいということだ。確かにいい手なのだが、これには2つ面倒くさいことがある↓
1.献立をあらかじめ考えておく
2.今ある食品からレシピを考える
要は、作るものを考えてから買うか、買うものを決めてから作るかの違いだ。
料理を毎日作る主婦や、自炊がメインな一人暮らしにとっては、どちらも当たり前にできることなんだろう。が、料理が苦手なズボラにとってはハードルが高い。
かくいう私も大のズボラなので、料理の手間はギリギリまで減らしたい。結果たどりついたのが、毎日同じレシピを作ることだった。
毎日同じなら、買うものも固定される。買い物リストを作ることなく、さらに無駄買いも防げるのだ。
そのレシピも、手間を省いたズボラ飯だ。詳しくはこちら⇒【1食130円】一人暮らしの超簡単な節約自炊レシピ、枯れ飯の作り方
さすがに、毎日同じものを食べ続けられる人は少ないと思う。さいていでも5種類はレシピがあると、楽しつつ食事が楽しめるんじゃなかろうか。
3.あまった食品は冷凍せよ
自炊で作りすぎてしまった・少食でお残しが多いなど、料理を食べきれないこともあると思う。そんなときはタッパーにいれて、冷凍保存するのがおすすめだ。
家の冷凍庫に入れておけるものはこんな感じ↓
・ご飯
・肉、魚
・ハンバーグなど肉料理
・コロッケなど揚げ物料理
・シチューなど汁もの
(・野菜全般)
野菜は凍らせると繊維がこわれてフニャフニャになるが、食感にこだわらなければ冷凍はいける。私はよく、買いすぎたもやしを冷凍したものだ。
冷蔵庫でもいいが、作ったものほど傷みやすい。冷凍保存の方が長持ちするし、食べるときにレンジでチンするだけだから簡単だ。
残ったものは、お弁当作りに使うのがおすすめだ。夕飯の残りを朝に詰めるだけで、楽にランチ代の節約ができてしまう。お惣菜の冷凍などは、レンチンではなく自然解凍がいい。
4.空きっ腹での買い物は危険
買い物に行くときは、できれば空腹のときを避けるようにしたい。お腹が空いているときは、何でも美味しそうに見えるからだ。
お腹が空いたとき買い物にいくのは、時間のロスにもなる。詳しくはこちら⇒食費の節約にも。スーパーの買い物を短時間でパパッと終わらせるコツ。
私は夕飯直前に買い物へ行くことが多いが、ちょうどお腹が空いているときだ。菓子パンやお惣菜などのコーナーは、ついいつまでもウロウロしてしまう。
(お金がないので買うことはないが)
おそらく一人暮らしだと、仕事帰りに買い物へ行くことも多いと思う。だが、疲れて判断力がにぶっている&お腹が空いているときに買い物するなど、最悪のタイミングともいえる。
無駄買いのことを考えるなら、休日の昼下がりなどが安全だ。昼ごはん直後なら、食べ物の誘惑に負ける危険性も減るだろう。
5.安いからって大量に買わない
安い物をチェックして買うのは、食費節約の基本かもしれない。が、いくら安いからといって、食べ切れない量をよけいに買ってはいないだろうか。
とくに野菜などは、安いと思って買ったら家にまだあったという失敗が多い。食品ロスの中では野菜が一番多いというが、その裏にはセール品の無駄買いがあるんじゃないかと思う。
セール品を無駄買いしないためには、
・予定にないものは買わない
・冷蔵庫の中身をチェックしてから買う
などに気をつけるといい。無計画に買わなければ、食品を余らせることもない。
6.冷蔵庫がカラになるまで買わない
食品を無駄買いする人ほど、冷蔵庫の中身はギッチギチなことが多い。ギクッとした人は、冷蔵庫の中身が完全になくなるまで買わないチャレンジをおすすめしたい。
私が冷蔵庫を持っていたときは、
・週1でまとめ買い→一週間分の料理を作り置き→翌週まで買い物しない
というサイクルで持たせていた。一週間で食べきる分だけ週1で買い、後はずっと引きこもるという生活スタイルだったのだ。
冷蔵庫があるなら、買い物はまとめ買いの方がおすすめできる。買い物の時間も減るしダブリをなくせるしで、いいことづくめなのだ。
まとめ買いの話はこちらでも⇒超面倒くさい一人暮らしの買い物を、5分で終わらせる8つのコツ
慣れないうちは一週間では使い切れないかもしれないが、そこは冷凍してお弁当に回す方法でカバーできる。ちょうどいい量が分かれば、週1の買い物は楽だと実感できるはずだ。
私は今は冷蔵庫を持っていないが、代わりにタッパーがカラになるまで買わない暮らしを心がけている。冷蔵庫でもタッパーでも、食品を入れているものがカラになるまで買わないことが鉄則だ。
7.いっそ冷蔵庫を持たない
冷蔵庫がカラになるまで買わない方法もいいが、いっそ冷蔵庫そのものを持たないという手もある。
冷蔵庫なしの暮らしを一年続けた話はこちら⇒冷蔵庫なしでも一年暮らせる。ミニマリストが教える9つのコツ。
食品を無駄に買ってしまうのは、冷蔵庫があるからという理由も大きいと思う。保存できてしまうから、かえって油断して買いすぎるのだ。
冷蔵庫がないと、買い過ぎれば腐ることは明らかだ。買い物回数は増えるものの、多めに買おうなどと言う気はまず起きない。
まとめ買いのときと同じく、基本は食べきれる分だけ買うことだ。冷蔵庫なしの場合は、1日で食べ切れる量ということになる。
1週間分より1日分の方が買う量が分かりやすいから、人によっては毎日買い物の方が楽かもしれない。毎日買い物でもイケるという人は、冷蔵庫なしでもやっていけるだろう。
8.おやつを食費に含めない
無駄買いのなかには、家で食べるおやつも含まれていると私は思う。これは家計方面からの話になるが、おやつを買いすぎる人は食費とおやつ費を分けて記録するといい。
食費が高くなりがちなのは、外食やおやつなどを一緒くたにしてしまうからだ。外食や飲み会代を分ける人はいると思うが、家で食べるおやつはノーマークなことが多いんじゃなかろうか。
ここをしっかり分けることで、おやつの買いすぎを目に見えるようにしたい。おやつ代を節約しようと思えば、自動的に無駄買いも減るはずだ。
節約してるつもりなのに食費がかかっているときは、自炊以外の分でお金を使っていると思っていい。食費の無駄遣いだけでなく、食品ロスにもつながると考えたいところだ。
食品の無駄買いは、お金を捨てるだけではない。食品が作られるまでにかかった手間やエネルギー、使われた食材など、色々なものが無駄になるのだ。
スーパーでの無駄買いが減れば、食品ロスも減る。食べ物をダメにすることが多い人は、買い方から見直すようにしたい。