洋服のネットショッピングや通販で、「こんなはずでは……」と後悔しないポイント。
洋服のネットショッピングは、「なんか思ってたのと違う」となる危険性が付きまといます。便利な反面、じっくり選ばないとかえって時間とお金を無駄にしてしまうのがネット通販です。
通販で後悔しないためには、入念なシミュレーションが欠かせません。たとえ良いと思うものが見つかっても、すぐにボタンをポチッとするのは早すぎます。
素材をしっかりチェック
画像で見ただけでは、どんな着心地でどんな質感なのかは想像しづらいです。そこで服の素材が何なのかをチェックすると、ある程度の参考になります。
見た目は綿素材に見えても、裏地にポリエステルが使われている、実は麻やシルクなどの混合生地という場合も多いです。「コーラだと思ったらお茶だった」ではありませんが、実際届いて驚くことは良くあるのです。
私も夏用のクロップドパンツを買ったとき、うっかり素材表示を見逃してシルク100%のものを買ってしまったことがあります。オマケにウェストもキツめで、結局あまり着ないで手放してしまいました。
たとえデザインと値段が良さ気でも、素材がダメそうなら避けた方が良いです。気持よく着られるかどうかの大事な要素なので、ここはおろそかにできません。
個人的には、定番の綿素材が一番安心できます⇒ファッション性と快適さ、どちらも大事なミニマリストのボトムス選び
自分の身体のサイズを知っておく
店頭でなら試着ができますが、ネットショッピングは頭の中で計算するしかありません。自分の身体のサイズを計っておくというひと手間が、失敗を防ぐには大いに役立ってくれるのです。
肩幅や股下の長さがネック
特にネックになるのが、肩幅や股下です。私の場合ジーンズが多いので、股下と股上は慎重にチェック。サイズ的に怪しそうだと感じたら、その都度ものさしで股を計るようにしています。
デニムジャケットなどのかっちりしたアウターの場合、肩幅が少しでもせまいとかなり動きづらくなります。
再販・売れ残り商品は要注意
アウトレット通販の場合、たまに売り切れ商品が再販で復活したり、いつまでも残り1着で売れ残っている服を見かけます。そういう服はおしゃれなのが多いですが、落とし穴もあります。
返品OKのショップの場合、返されたものをそのまま売りに出すということが良くあります。「縫製が乱れている」「穴が開いている」など、服の仕上がり自体に問題を抱えていることがままあったりします。
買った後は縫製をチェックする
買った後は裏地まで縫製をチェックするようにすると、失敗が減らせます。返品に応じてくれる期間には大体限りがあるので、届いたその日のうちに確認するのが安全です。
私は多少の乱れやキズ程度なら気にせず着てしまいますが、きれいな状態が良いという人も多いと思います。いざ着ようとしたとき傷を発見するのはショックが大きいので、早め早めの対処がおすすめします。
値引き率ばかり見過ぎない
私もたまに引っかかりそうになるのですが、値引率ばかりを見過ぎると服自体の値段を見落とすことがあります。元値が数万円の服の場合、7~8割引きでも1万円オーバーというのはザラです。
ファッション費は安すぎず高すぎずの「適正価格」が大事です⇒高い服を着る5つのメリット。ミニマリストの鉄則は最良のファッションを楽しむこと?
値引き率が高い方がお得に感じますが、10,000円はどこまで言っても10,000円です。お得が好きな人は、実際の値段を見て「この服にこれだけ出したいか?」ということを意識してみてください。
売り切れたら素直に諦める
タイムセールともなるとお客さんが一気に殺到し、狙っていた商品も売り切れてしまうことが良くあります。そういうときは素直に諦め、次の機会を待つのが肝心です。
ここで「もっと早く買っておけば……」と後悔すると、次からは焦ってしまって冷静な買い物ができなくなるかもしれません。60点程度の服でも、「次はないかも」と買ってしまう恐れもあります。
ネット通販の場合「タイミング」「好み」「値段」が合わさったときが一番良い買いどきです。腰を据えて気長にチャンスを探る方がストレスもなく、買えたときの喜びも大きくなります。
実物を見れないうえに、買うまでのハードルが低いのがネットショッピングの恐ろしさです。通販で服を買うときは、店で買う以上に慎重に選ぶことが必要だと思います。