ワードローブの基本、仕事でスーツは着こなせてる?ビジネスファッションルール(2)
ビジネスファッションの基本は、男女ともにスーツ。仕事にピッタリの、女性のスーツの着こなし方を見ていきます。
しかし男性に比べ、普段からスーツで仕事をする女性はまだまだ少ないように思います。今からスーツをさっそうと着こなせれば、職場で一目置かれるのではないでしょうか。
基本はひざ丈のスカート?
オフィスファッションは「男女の差がないこと」が重要なようです。女性の場合、スカートのスーツが一番の候補に上がります。丈は、足が出過ぎないひざ丈です。
ひざ丈スカートというと、真っ先に思い浮かぶのは
・就活中の学生やフレッシュな新社会人
・総務、経理などの目立たない部署
などのイメージ。いつも日陰にいるような、地味で野暮ったい雰囲気を勝手に想像しています。逆に営業職などの花形は、ドラマのようなファッショナブルなイメージがないでしょうか。
おしゃれなオフィスファッションを想像するのは、雑誌やテレビの影響かもしれません。しかしそれに惑わされると失敗します⇒仕事のワードローブ、雑誌のコーデが絶対NGな理由。ビジネスファッションルール(1)
本来、仕事におしゃれは不要。身だしなみさえキチンとしていれば、地味でも野暮ったくても別に構わないはずです。
けれど、仕事着がスーツで良いというのは良い面もあります。毎日の制服が決まっているなら、もうコーデに悩む必要などなくなるからです。
雑誌のオフィスファッション特集や季節のトレンドなど、一切気にする心配なし。朝が忙しい現代人にとっては、逆にありがたいことではないでしょうか。
個人的にはスカートという時点で、「男女差があるのでは?」とも思います。が、社会では「女性=スカート」というイメージが根強いからでしょうか。何だかんだで「多少の女性らしさ」を求められるのが面倒です。
パンツスーツはリスクもある?
女性のビジネスファッションの基本は「スカート」ですが、パンツでは何がいけないのか。むしろ男女差がない格好なら、パンツの方が良い気もします。
(ただ単に、私がスカートが好きじゃないというのもありますが)
パンツスーツで働く女性というと、バリバリのキャリアウーマンのイメージです。パンツスタイルが似合う女性からは「デキるオーラ」が全面から出ていると感じます。
しかしこの「デキるオーラ」のせいで、不要なマイナスイメージを持たれることがあるようです。「男性には負けん」というような、肩に力の入った印象を持たれることもあるらしいです。
相手によっては、パンツスタイルを「敵対心の表れ」と見なす人もいるとか。なので、スカートがパンツなら、普通らしく見えるスカートの方が安全という理屈です。
ついでに見た目的な部分では、パンツだと女性のヒップラインが気になる男性も多い模様。どう考えてもセクハラですが、ピチピチのスキニーパンツなどは危険そうです。
しかしそれでは、どうしてもスカートを履きたくない私のようなひねくれ者はどうすれば良いのでしょうか。
私は普段着からして、女性らしいところが1つもありません。メンズコーデのようです⇒マニッシュ・メンズライクを通り越して、普通のメンズコーデに陥らないポイント。
まずは、相手のことなど気にせずに堂々とパンツを履く。私は会社員ではないので、例え相手を怒らせても自己責任。そういう相手とは仕事をしないと割り切れれば解決です。
もしくは、パンツの堅いイメージを打ち消すため、女性らしいアクセサリーを身に着ける。パンツ以外の部分で、ソフトなイメージを演出するのも良さそうです。
定番は、パールのイヤリングやネックレスなど。控えめなものなら、普段アクセサリーを着けない場合でも良いかもしれません。
早く余計な気を遣わず、着たい服を堂々と着れる世の中が来れば良いのにと思います。
仕事着はスーツ専門店が一番
仕事着を買うなら、ビジネススーツの専門店しか良い選択肢はなさそうです。おしゃれ系通販などの場合、スーツもおしゃれ過ぎるものばかりで仕事に向かなそうだからです。
雑誌や通販を見れば、普通に可愛いフレアスカートやワンピースなどがズラリと並びます。が、オフィスにおいては全てアウト。人気のニットやカットソーもダメです。
おしゃれ過ぎるファッションは、「仕事ができない」という印象を与えかねません。
「女性の仕事着=おしゃれ」というのは、服を売りたい雑誌やお店の勝手なイメージです。しかしこのせいで、本来の能力や仕事ぶりを評価されないのはとても損だと思います。
女性も男性と同じく、オフィスファッションの基本はスーツでOK。あれこれコーディネートで悩むのは、本来は仕事に全く必要のないことでした。
おしゃれが好きでもそうでなくても、これからの仕事着はスーツメインにしてはどうでしょうか。毎朝の服選びの悩みから解放されるうえ、仕事でも大きなチャンスが舞い込んでくるかもしれません。