弱小在宅ライターの30代・枯れ女。ミニマリスト生活をしながら節約と断捨離を頑張る、七転八起な日々をつづります

自分のための人生を生きる。「お母さん、娘をやめていいですか?」感想。

公開日:2017.03.04 最終更新日:2017.03.12

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「お母さん、娘をやめていいですか?」、最終回の感想です。

母と娘は、最終的にどのような道をたどるのか?以下からどうぞ。

追い詰められた母の最終手段

先週、娘から「娘を止める」という絶縁宣言を受けた母、顕子。自尊心の低い親にとっては、世界が崩壊するほどのインパクトを持った言葉です。

絶体絶命の母が取った、最終手段。それは、「自分の命をかける」というものでした。

絶縁宣言した娘の美月に対し、

・「殺して」と言って迫ってくる

・走るトラックの前に立ちはだかって自殺を図る

など、なりふり構わぬ絶望アピール。ずっと抵抗してきた娘の気力を、一気に萎えさせるほどの威力がありました。

相手をコントロールするためなら、自分の命も脅しのネタにする。普通の人がやらないようなことも平気でできるところが、依存系の人の強みなんじゃないかと思いました。

確かに、相手に「死ぬ」と言われたら、多くの人は焦ると思います。実際に、自殺未遂されたなら尚更です。

しかしそれ以上に恐ろしいのは、自分の思い通りになったらすぐ元通りになった母親の姿でした。前日に「死ぬ」と騒いでいた人が、翌日ご機嫌でスムージーを作っているのは逆に怖いです。

そう思うとやはり、毒親から離れるには「何があっても取り合わない」覚悟も必要なのかもしれません。たとえ「死ぬ」と言われても、それを振り切れるかどうかです。

「もし本当に相手が死んだら?」と、心配になるのは当然ともいえます。が、「死ぬ」と言う相手は、まさにそこに浸け込んでいるのです。

実際相手に死なれて、自分にはどんな不都合があるのか?「親を死なせた罪悪感」「親不孝と責められる」などのパターンがあるかもしれません。

しかし「親を死なせた」といっても、自分が殺したワケじゃないのです。死を選んだのは、あくまでも親自身。本当は、子供に一切責任はないはずです。

子供に罪悪感を植え付けるのは、毒親が良く使う作戦です。詳しくはこちら⇒罪悪感を感じるという罠。「お母さん、娘をやめていいですか?」感想。

親がやった行いの責任は、あくまで親にあります。親は親、子供は子供です。

ハゲを見てもらうのは本質じゃない

母親の決死の抵抗により、一度は独立を諦めかけた娘・美月。しかしそれでも、もう一度母親への抵抗を試みました。

「ここに10円ハゲがあるの、見て!」「みっちゃんにハゲなんてあるワケない!」

ハゲを見る・見ないで、本気の取っ組み合いをする母娘。さらにはスムージーが嫌いと言い放った娘を母が殴り、娘が母を殴りかえすという事態にまで発展しました。

傍から見ていると、ハゲがもとでケンカする母娘というのはとてもシュールです。事情を知らない人が見たら、「ハゲ1つで何故ここまで?」と思うんじゃないでしょうか。

しかしこの2人にとって、ハゲは単なるハゲじゃありません。娘にとっては人生の自由をかけた、母にとっては自分の世界を守るための戦いなのです。

世間でも、ほんの些細なきっかけから大喧嘩に発展することは良くあります。それは、その裏にもっと深刻な家族の問題が隠されているからです。

例えば、トラブルで多い「部屋を片付ける・片付けない」問題。ものすごく抵抗してくる家族はいたりしないでしょうか。

しかしこれも、問題の本質は「片付け」ではありません。「自分の意思が無視された=自分を軽んじられた」という、自立や主導権の話も絡んできます。

普段からお互いを尊重して、意思を確認していれば防げることです。そこを無視して自分の我だけを通そうとするから、面倒なことになるんじゃないでしょうか。

しかし「相手のことを考える」のは、言うのは簡単でも実際やると難しいのも事実。本当に相手を思いやるには、まず「自分を思いやる」ことから始めないとダメです。

なぜ自分は、こんなに家族に対してイライラしているのか?そこをじっくり考えるところからです。

ネガティブな感情の奥には必ず、「自分が本当に感じていること」があります。過去のトラウマであったり考え方のクセであったり、「イライラの感情の根っこ」が隠れているのです。

これが分からないと、早瀬母娘のような「ハゲでケンカ」みたいなことが起こり得るということです。相手に突っかかる前に、なぜ自分がそんなに怒りを感じるのかを知らないといけません。

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母も自由を取り戻した

しかし、この母娘喧嘩で急に吹っ切れる顕子。「私もスムージー嫌いなの」と娘に告白したことで、長年の呪縛から解放されたようでした。

自分が好きでもないスムージーを、「娘のため」と毎日一生懸命に作っていた母。娘と同じく、母自身も「良い母親像」に苦しめられていたんだと思います。

人はいったん「こう」と思い込むと、そこから抜け出すのが大変です。その思い込みが、子供時代を生き抜くときに必要だったということもあります。

厄介なのは、「自分の思い込み=世の中の真実」という図式が頭の中で成り立ってしまうことです。だからこそ、その思い込みを壊そうとする動きに必死で抵抗するんだと思います。

顕子の「良い母親はスムージーを作るもの」「娘がいないと生きていけない」という考えも、全部思い込みです。顕子自身は、「自分がそう思い込んでいるだけ」ということにも気付いていませんでした。

しかし実際は、娘はスムージーが嫌いでした。些細な事実ですが、これが母親の長年の思い込みを打ち砕いたのです。

思い込みは壊すのが大変な分、逆に一回壊れると後はあっけないです。「良い母親は必要ない」と気付いたことで、一気に「娘がいなくてもやっていけるんじゃ?」というところまで考えられるようになりました。

自分の思い込みから解放されたことで、ようやく自分の人生を取り戻すスタート地点に立った母・顕子。夫の浩司に付いて、インドネシアまで行くという大胆な決断にでました。

結局のところ、不安を生み出しているのは自分の頭です。実際にやってみないと、本当のところは分かりません。

父・浩司の再出発

そして、仕事と家族の間で揺れ動いていた父・浩司。最終的に、仕事でインドネシアに行く決断をしました。

顕子に対しては離婚届けを渡しつつ、「お前とやり直したい」としっかり伝えることも。どんな結果になっても、自分の意思を貫くという覚悟を決めました。

非常に都合が良い考えにも思えますが、どうするかは浩司の自由でもあります。今までは、「顕子は夫を許せるのだろうか」ということを考えていました。が、そもそも浩司は許される必要もなかったのかもしれません。

「許してほしい」と思うと、どうしても相手の顔色を伺うことになってしまいます。しかしそれは、健全な関係とは言えません。

「家族がどうなっても、俺は俺の道を行くぞ」。そんな風に思い切ることで、父もようやく威厳を取り戻せたように思います。

家族の理想の形は色々あって良い

最終的に、両親はインドネシアへ、娘は日本で一人暮らしすることになりました。家族はバラバラになりましたが、これが早瀬家にとって一番良い形だったんだと思います。

円満な家族というと、どうしても「ひとつ屋根の下」「いつも仲が良い」「盆暮れには必ず帰る」など、「理想の形」のようなものを求めてしまいます。その形でないと、幸せになれないと不安になるのです。

しかし実際のところ、距離を取って暮らした方が良いケースというのもたくさんあります。どういう形が家族にとって一番良いかは、一律に決められることじゃありませんでした。

周りから見ればバラバラに見えても、それがその家庭に取っての理想の形かもしれません。それを無理やり「世間的な家庭像」に当てはめようとするから、歪みが生じるんじゃないでしょうか。

この2ヶ月間、「オカムス」には色々と考えさせられました。複雑な家庭問題をしっかりドラマに仕立て上げた井上由美子さんは、スゴイです。

是非「オカムス」特別編として、海外で奮闘する顕子の様子も描いて欲しいところです。

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在宅ライターとして働く、30代の枯れ女。去年の年収は60万円、格差と貧困の時代の申し子です。節約と断捨離を頑張る、七転八起な日々をつづっています。ミニマリスト生活を日々実践中です。
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