ミニマリストと断捨離、シンプルライフの違いって何?独身30代女が考えてみた。

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ミニマリストとシンプルライフと、断捨離の違いとは?この3つの違いが何なのか、今一度考えてみることにしました。

当たり前のようにミニマリストを名乗っている私も、違いを聞かれたら首を傾げるでしょう。特に、ミニマリストとシンプルライフの差が未だに分かりません。

肝心なところが分からなくて、「持たない暮らし最高」と声高に言うのもモヤッとします。ここは1つ、自分なりに「ここが違うのだ」と言い切りたいところです。

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断捨離は「ものを減らすこと」

3つのうちで一番分かりやすいのは、「断捨離」と「ミニマリスト&シンプルライフ」の違いかと思います。断捨離は「行い」で、後の2つは「生き様」です。

大ざっぱに言えば、断捨離は「ものを減らすこと」。ミニマリストを目指さなくても、いらないものは捨てられます。

「執着などを断つ」などの意味合いもあるようです。断捨離元祖のやましたひでこさんの本にあります⇒やましたひでこ「ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術」の感想。

厄介なのは、断捨離好きの「断捨離スト」。ものを減らすという点で、「ミニマリスト&シンプルライフとどこが違うのよ」となってしまいます。

ただ「断捨離スト」は、あくまで断捨離を暮らしのなかに組み込んでいる人なんだと思います。乱暴な話「増やしては断捨離」を繰り返すのも、「断捨離スト」と言えるのではないでしょうか。

「ものを持たない」ことが目標ではなく、あくまで「増やした分は減らせば良い」という考えです。出すものは出しているので、パッと見は「持たない暮らし」とあまり変わりません。

断捨離歴が長い人のなかにも、「余計な服が増えた」「食料の賞味期限が……」というのを見かけます。反省するところは反省しつつも、「増えたら減らす」のが断捨離ストの基本姿勢な気がします。

ミニマリストは「ものを持たないこと」

ならば、ミニマリストと断捨離ストはどう違うのか?ここは「ものを持たない姿勢」が大きな差ではなかろうかと思います。

本当に徹底したミニマリストになると、家を持たない人すらいます。海外のお金持ちミニマリストの中には、ホテルで優雅に暮らす人々もいるそうです。(一度で良いからマネしてみたいものです)

バックパック1つで世界を放浪する、冷蔵庫は持たずにコンビニやレトルト食品を活用など。本当に「ものを持たないこと」を追求している人も多くいます。

経済的に余裕がある人ほど、「持たない暮らし」はやりやすいのかもしれません。詳しくはこちら⇒ミニマリストと節約家は両立できるか。ものを持たない生活に憧れる私が目指すべき、理想のライフスタイルとは?

「増えたら減らす」の断捨離ストに対し、「減らすものすらほぼない」のがミニマリストです。そもそも「ものを持つ」ことに、ほとんど執着がないと言えるかもしれません。

ただ、(自称)ミニマリストとして私が思うのは「ミニマリスト=何も持たない」ことではないということです。「自分が必要だ」と思うなら、一見余計なものでも持ちます。

ミニマリストの佐々木典士さんも、「ギターを持ちたい」と言っています。本人にとっては「必要なもの」だからです⇒「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の佐々木典士から学ぶ、断捨離の真の意味とは?

私もミニマリストを名乗りながら、オタク趣味を続けています。オタクグッズのコレクションはこちら⇒オタクミニマリストの、部屋の片付け。数ヶ月放置した趣味のグッズをようやく断捨離

オタク趣味以外のものは、割と何でも減らせます。が、ゲームや特撮DVDとなると「いや、これは捨てられん」となるから不思議です。

普段生活する部屋の方は、本当にスッカラカンです⇒30代女ミニマリストの部屋を公開。一人暮らしのインテリアは最低限で十分。

オタクにとって、「好きなもの」と「人生に必要なもの」のボーダーはとてつもなくあいまいです。「これを捨てたら人生の彩りが……」という物が多いので、うかつに断捨離できません。

「そういう執着を手放すのがミニマリストだ」とも言われそうですが、オタクの執着を捨てるのは難題です。これは、一生のうちで少しづつ手放していくレベルのものだと思っています。

シンプルライフは「持つものを厳選すること」

そして一見同じに見える「ミニマリスト」と「シンプルライフ」。ミニマリストが「持たない主義」なら、シンプルライフは「厳選して持つ主義」だと思いました。

徹底的にものを減らすのではなく、「自分が気に入ったものを厳選して持つ」という姿勢。大きなテーブルやソファなど、ミニマリストが持たなそうな家具を持つ人も多いです。

さらに厳選するのは、持つものに限りません。食事や洗濯、掃除など、生活の色々な面で「シンプル」を目指すのが「シンプルライフ」と言えます。

例えば、ミニマリストの中でも支持者の多いレトルトやコンビニ食。シンプルライフの場合、「健康に良くない」という理由で避けることがあるのです。

市販の加工品にはほぼ使われている「植物油脂」も、健康には良くありません。買い控えるシンプル派も多いです⇒植物油脂を減らして変わったこと。トランス脂肪酸の影響とは?

昔に流行った「ロハス」も、シンプルライフの一つと言えるかもしれません。「ヘルシー」や「エコ」は、シンプルライフの重要なキーワードでもあります。

ミニマリストとシンプルライフがややこしいのは、この2つが混ざっている人が多いからです。特に主婦ミニマリストの方は、シンプルライフを兼ねている場合がたびたびあります。

「余計なものを減らすこと」が断捨離で、「ものを持たないこと」を優先するのがミニマリスト。「生活に取り入れるものを厳選すること」が、シンプルライフ。私の中ではこういうたて分けになりました。

しかし乱暴な話、「名乗ったもの勝ち」なのがミニマリストやシンプルライフ。周りがどう言おうが、「私はこれだ!」と思ったらそうなるものではないかとも思います。

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Posted by yayoi