弱小在宅ライターの30代・枯れ女。ミニマリスト生活をしながら節約と断捨離を頑張る、七転八起な日々をつづります

近藤麻理恵「人生がときめく片づけの魔法」の感想。断捨離に悩むなら一度は読みたい一冊

公開日:2015.11.21 最終更新日:2016.04.18

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先日買った、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」の感想です。

断捨離の参考になればと思い読みましたが、単なる片付け方法論にはとどまらないこんまりさんの人生観や、ものに対する熱いメッセージが込められた本でした。

断捨離・片付けにお悩みの方はもちろん、今の生活に何となく不満や不安を感じている方にもおすすめしたい一冊です。

片付け方法を分かりやすく解説

この本では断捨離方法と、断捨離後の収納について分かりやすく解説されています。最初に片付け前に必要な心構え、次に衣服や本などもの別の片付け、最後はきれいに収まる収納について。

片付け方法が分からず悩んでいた人でも、この本に書かれている順番通りに断捨離をしていけば迷わず片付けができる思います。

私は衣類の断捨離をしてしまった後にこの本を買いましたが、それでも断捨離の道標として役に立ってくれました。

まずは、スッキリしなかった本の片付け⇒実践・近藤麻理恵の断捨離。こんまりに従い本を整理した結果、ときめく本棚ができました(画像あり)

次に、ゴチャゴチャの小物⇒近藤麻理恵の片づけに学べ。こんまり流で小物を断捨離したら、ときめくものだけが残りました

その次に、ずっと収納に悩まされた書類の断捨離⇒近藤麻理恵流の片づけ方法で、書類を再断捨離。苦しめられた紙ものとの戦い、遂に決着(画像あり)

私の場合は、今まで小物と書類の整理がど下手で散らかり放題でした。それがこんまりメソッドに従うと、驚くほどスッキリ。それだけでも読む価値があったと思っています。

シンプルで実用的な片付け法

こんまりさんの片付け方法というと「ときめくか、ときめかないか」が注目されがちですが、あまりこだわらなくても部屋は片付くと思います。

私もときめき法でものを選ぼうとしましたが、「この雑誌ってどうなの?」「このレターセットはどうすれば……」と失敗も多くありました。

それでもある程度はものを減らすことができたのは、こんまりさんの片づけ法が苦手な人でも分かりやすく、シンプルで手軽に実践できるからだと思います。

「もの別に1か所に収納」「書類はファイルにひとまとめ」など、高度で複雑な収納は必要ないものばかり。読んだらすぐに試したくなってきます。

こんまりさんの顧客は女性で、本のターゲットも女性だとは思いますが、片づけに悩む男性が手にとっても良いのではないでしょうか。

とにかく一度家をきれいにしたいと思ったら、男女限らずこの本を読んでみて損はないと思います。

こんまりの片付けはスピリチュアル?

「ときめき判断法」を始め、こんまりさんの片付け法は一見するとスピリチュアルな雰囲気があります。

「小物は1つほったらかすと、不安げな空気を出して周りのものを呼び寄せる」「収納に入れられたままのものは眠った状態」など、まるでものが生きているかのような表現がよく出てきます。

スピリチュアル系が苦手な人はこういうことを言われると胡散臭く感じたり、ピンとこなくて嫌煙してしまうかもしれません。

特に本の最後の方は、スピリチュアル系の話題が増えてきます。片付け法だけを知りたいという場合、そこを読まないという選択もありかとは思います。

ただ、こうしたスピリチュアルな表現をするのは「こんまりさんにとって一番しっくりくる言い方だから」という気もします。

仮にこんまりさんがもっと理詰めの人間であったとしたら、「1つの小物から部屋が散らかるのは、エントロピーの法則の仕業」のような解説になったかもしれません。

こんまり流の表現が合うか合わないかは、その人の感性に委ねられます。スピリチュアルな表現が苦手な場合は、自分が納得できる表現に置き換えれば良いと思います。

最初は完璧じゃなくても良い?

また、こんまりさんは「片付けは1回だけ、短期で終わらせる」ことを勧めています。短期で完璧に終わらせると、後はきれいな状態をキープできるそうです。

けれど、一度この本を読んだだけでは完璧な片付けは出来ないかもしれません。人にはそれぞれの事情があり、何回かに分ける必要も出てくると思うからです。

そんなときは何回でも、本を読みながら繰り返し断捨離をすれば良いのではないでしょうか。最終的に家がきれいになれば、片づけが1回でも10回でも構わないと思います。

大事なのは、「家が片付くまで諦めない」という心を持ち続けることです。

大事なことは自分と向き合うこと

この本は片づけ本であり、ものの整理法を紹介してはいますが、こんまりさんの真意はその先にあるのではないかと思います。

それは「片づけを通して、自分とじっくり真っ直ぐに向き合うこと」。こんまりさんはあくまでも見守り役で、絶対に手は出しません。

そうしてわざわざ自分の手で片づけるのは、ものと真剣に向き合って自分を見つめなおす作業が必要だからではないかと思います。

こんまりさんの生徒の中には途中でリタイアした人もいるそうですが、そういう人は家事代行サービスのように「片付けしてもらう感覚」だったと言っています。

片付けを人任せにしていては、例え一度はきれいになってもすぐに元通りになってしまうでしょう。なぜなら、「いるもの」「いらないもの」の基準がいつまでも自分の中に作られないからです。

大事なのはものを捨てることではなく、ものを選びながら「自分の大切なものを見つけること」にあるのではないでしょうか。

一度自分の大切なものが分かれば、自分にとって必要なものだけを選べるようになります。必要なものだけを選べれば、必要以上にものを増やすこともありません。

そして自分の大切なものを見つけるのは、ほかならぬ自分にしか出来ないことです。人任せでは、絶対にできません。

こんまりさんが「片付け」という作業を勧めるのは、片付けが大切なものを見つけるための有効で良い手段だからだと思います。ものを介すると、どんな人でも自分と対話しやすくなるのではないでしょうか。

近藤麻理恵さんは、「片付けをすれば自分の好きなことが分かる」と言っています。「私はこれが好き!」とハッキリ言える人はこの本は必要ないかもしれません。

けれども、人は長く生きていれば価値観も周りの環境も変わります。今まで好きだったものにも、疑問を持つかもしれません。そんなときは、「人生がときめく片づけの魔法」を読んでみてください。

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