一人暮らしに食器棚は必要?ないならこんなもので代用できる工夫10選。

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一人暮らしに、食器専用の棚は果たして必要なのか?食器棚ないとき、家にあるもので代用できる10個の工夫を紹介します。

一人暮らしの場合、部屋が狭くてスペースが限られることも多いです。食器棚は置かずに済めば、ほかにもっと自分の置きたい家具を自由におけるんじゃないでしょうか。

私が実際やっている方法や、「こんなものも使えるな」と思うアイデアを挙げてみました。食器棚を置こうか迷ったときは、見てみてください。

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一人暮らしに必要な食器は少ない

あなたが今食器棚を置こうかどうか迷っているということは、それなりの量の食器が家にあるんだと思います。しかしその食器、本当に全て必要でしょうか。

私は一人暮らしを始めて1年あまりですが、食器は1人分あれば十分でした。そして1人分の食器をしまうのに、わざわざ専用の収納はいらないのです。

一人暮らしを始めた当初、持っていた食器はこちらで紹介中⇒ミニマリストに必要な、キッチングッズはどれくらい?~持ち物100個チャレンジ~

引っ越すときに実家から色々もらったのですが、「明らかに使わないな」というものは捨てました。実際、無くても全く不便はないです。

ちなみに、今の手持ちの食器はこんな感じです↓

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1年の間にチョコチョコ断捨離していたら、これだけの量が残りました。

以前はマグカップなども持っていましたが、結局使わなかったので処分。食器は、お皿やコップなど、1種類につき1つあれば十分だなと実感しています。

一人暮らしなのにたくさんの食器を持っている人のなかは、「友達が家に来たとき」に備えている場合もあるんじゃないかと思います。確かに急な来客などで、コップの1つもないと結構困るものです。

しかし、毎日来るわけでもない友達のために食器をとっておくのも、ちょっともったいないなと感じます。自分の家なのに、他人のためのスペースがあるのは何となく居心地が悪いのです。

海外のように広い家があって、パーティ用の食器をしまえるスペースが余っているなら良いかもしれません。が、自分のスペースも十分に取れないなか、無理に人のために空間を使う必要はないんじゃないでしょうか。

私は最低限の来客用として、使い捨てのプラスチックコップだけを常備。お皿などは、自分が使っているものを使い回せばそれで良いやと思っています。

1.定番はやはりカラーボックスか

ここから、肝心の食器棚の代用アイデアの話をします。まずは、定番のカラーボックスを使う方法です。

取りあえずネットで調べると、「カラーボックスが良いよ!」と意見が決まって出てきます。私は使ったことが一度もないですが、カラフルだし大きさも色々だしで、ちょうど良いのかもしれません。

しかしカラーボックスで心配なのは、食器棚のように扉がないこと。ガラスや瀬戸物の場合、落ちたら割れて危ないです。そして、食器に付くほこりを掃除するのが面倒くさそうと感じます。

もしカラーボックスを使うのならば、落ちても割れない食器で揃える、ホコリよけの布をかけるなど、何らかの工夫が必要になりそうです。

2.キッチンの引き出しにしまう

しかし、食器棚でもカラーボックスでも、専用の収納を用意するということに変わりなし。場所をとるものは置きたくないミニマリストとしては、収納家具そのものを使わずに済ませたいところです。

そこで私がやっていたのは、キッチンの引き出しに食器をしまうことでした↓

以前住んでいた団地には、台所に手頃な引き出しがありました。ちょうど1人分の食器くらいなら、十分に収まるスペースがあったのです。

引き出しなら食器を落とすリスクも少ないし、ホコリもシャットアウト。サッと開けて取り出せるので、なかなかに良い使い心地でした。

この引き出しに全ての食器を収めるため、入り切らない食器は全て断捨離したという経緯もあります。「このスペースに入らないものは捨てる」と決めると、私のような優柔不断でも断捨離が進んでおすすめです。

3.乾かすスペース=食器置き場

しかしズボラな私は、引き出しに食器をしまうことすら面倒なときがありました。そういうときは食器を洗ったまま、乾かすためのスペースに放置してしまうことが良くあったのです。

そして翌日は、その乾いた食器を再び使うというサイクル。置いてあるものを使うだけなので、その楽さは引き出し収納以上でした。

食器を乾かすスペースと言っても、水切りカゴなどは使いません。ただ作業台の上にふきんを広げて、その上に食器を置いていただけです。

かつて食器を乾かしていた場所はこんな感じです↓

右の、青いストライプのふきんの上で乾かしていました。

乾かしている間は食器がむき出しですが、毎日洗っては乾かすで、ホコリが付く暇もなし。以前の部屋はとても乾燥していたので、よく乾きました。

毎日自炊する人ならば、食器も毎日使って洗うはずです。無理にしまわずとも、乾かすスペースをそのまま食器置き場としても良いんじゃないでしょうか。

4.金網の上なら水切りカゴいらず?

とても優秀だった引き出し収納ですが、今は事情がちょっと変わりました。先日、団地からワンルームのアパートへ越したのですが、今の我が家には気の利いた収納が一切ないのです。

そこで今は、唯一手頃そうだった金網の上に置いています↓

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ちょっと狭いですが、お皿にどんぶり、スプーンなど、何とか一通り収まりました。本当にギリギリのスペースしかなく、これ以上食器を増やしようがないのも、逆に管理が楽で助かります。

金網の上が良いのは、洗った食器をそのまま置いても勝手に水切りができること。下はシンクになので、いくら水滴が落ちても心配はありません。

唯一の不安は、地震が起きたとき食器が飛び出して粉々になるだろうなということ。ちょうどキッチンが玄関に近い場所なので、食器の破片が散らばると脱出のときにケガをしそうです。

割れ物の食器はデリケートなので、ガサツなズボラには不向きだなとも思います。いっそ雑貨屋などで、メラミン製の食器などを買ってきても良いかもしれません。

5.冷蔵庫の上も立派な収納スペース

「ほかに使えそうなスペースは?」と考えたとき、よく冷蔵庫の上を使っていたことを思い出しました。私は食器は置いてませんでしたが、炊飯器や大袋のオートミールなどの置き場所にしていたのです。

炊飯器を置いた冷蔵庫はこちら↓

冷蔵庫の上はそれなりの広さがあって、高さも手頃で案外に使いやすいです。私は140Lの冷蔵庫を使っていましたが、ちょうど胸の高さくらいでした。

最大の欠点は、ホコリが積もりやすいことでしょうか。ちょっと面倒ですが、冷蔵庫の上を食器置き場にするなら、ホコリよけの布は必須だと思います。

思えば冷蔵庫があった間、上のスペースにものが無かったことがほとんどありません。炊飯器はもちろん、いつも入れ代わり立ち代わり、何かしかの小物や食料が乗っかっていた気がします。

多分、ものを出したりしまったりするのが面倒な人間ほど、まっ平らなスペースに何かを置きたくなるんだと思います。そして一度置いたが最後、そこは1つの収納と化すのです。

冷蔵庫の上を食器置き場にするときは、「ここは食器専用」と決めた方が良いです。ほかのものまで置いてしまうと、そこに不要な物がどんどん集まる危険があります。

6.電子レンジの中があるじゃない

ほかに収納に使えそうな家電というと、電子レンジの方が適役かもしれません。普段電子レンジを使わないとき、その中に食器を入れておけばスッキリします。

ただ逆に言うと、電子レンジを使うたびに食器を出さねばならないのが実に面倒。中に食器をしまうにしても、楽に取り出せそうなお皿2~3枚が限度かもしれません。

ただ、レンジ用のお皿を中にしまっておけば、そのまま上に温めるものを乗っけることができます。そのままお皿を取り出して、使い終わったらまたレンジの中へ。これなら、立派に食器棚代わりとなりそうです。

普段から電子レンジを使い倒す人には、正直おすすめできません。が、1日に1~2度の頻度で使うくらいなら、そこまで不便も感じないと思います。

7.鍋やフライパンと一緒に戸棚へIN

どんなキッチンでも、鍋やフライパンをしまうスペースは必ずあります。ならば食器も、そこへ一緒にしまえば良いんじゃないでしょうか。

幸い鍋やフライパンには、物がしまえそうなちょうど良い空間が元々あります。その中に食器を入れてしまえば、限られたスペースをより有効活用できるのです。

私は引越の荷造りのときに鍋の中へ荷物を入れ、ダンボールのスペースを節約しました。詳しくはこちら⇒引っ越しの片付けが終わらない。一人暮らし30代がやっている荷造り対策とは?

調理器具の中に食器を入れておけば、料理のときに自動的に食器も出せることに。後から食器を出す手間が減って、ちょっとですが時間の節約にもなります。

浅型のフライパンや雪平鍋ならば、しまうのも取り出すのもより簡単。新しく調理グッズを買うときは、食器をしまうことを見越して少し大きめのサイズを選ぶのも良いと思います。

8.小型フライパンなら食器の代わりにも

気合の入ったミニマリストだと、食器を使わないことで食器棚を断捨離する人もいます。よく見かけるのが、小型のフライパンをそのまま食器に使うことです。

20cm以下のフライパンならば、たしかにお皿の大きさと大して変わりません。取っ手が取り外し式のフライパンを使えば、より食器らしさが演出できます。

フライパンで調理したものを、そのままフライパンで食べる。料理の盛り付けの手間もないし、洗い物も減るしで、ものぐさにはとても魅力的な食事スタイルだと感じます。

私も一度試してみたいですが、手持ちの寸胴では無理があります。流石に、深さ30cmの寸胴をお皿に使うのはかえって面倒くさいです。

本当に食器を断捨離したいという人は、フライパンをお皿代わりにするのは良い手かもしれません。

9.シリコンバッグで調理も食事も1つで済む?

最近知ったのは、調理から食器にまで使えるシリコンバッグの存在です。シリコンバッグに食材を入れて、電子レンジでチン。これだけで、ホカホカの料理が完成するという優れものです。

出来上がった料理は、シリコンバッグの中に入れたまま食卓へ。さらに一人暮らしの場合、そのまま袋から直に食べてもなんら不都合が無いのです。

元々はまっ平らなバッグなので、普段の収納にも困りません。洗った後はキッチンの隅っこにおいておけば、場所も取らずに済みそうです。

さらにシリコンバッグが便利そうだなと思うのは、災害のときなど。袋1つで調理する「パッククッキング」に、シリコンバッグはまさにうってつけ。使い捨ての袋と違い、繰り返し使えるのもメリットです。

「日常でキャンプみたいな食事はちょっと……」という声もありそうですが、慣れれば案外に不便は無いんじゃないかとも思います。災害の訓練も兼ねて、一度は使ってみたいシリコンバッグです。

10.いざとなったらラップ+お皿で?

本当に食器も食器棚もないというときは、最悪「ラップ+お皿」という手が。非常事態のときでもないとお目にかかれなさそうですが、普段からやっちゃいけないというルールもありません。

食事のときにお皿にラップを敷いて、食べ終わったらラップを捨てれば良いだけ。これなら、お皿1枚で済むので食器棚も必要なしです。

私は消耗品系は買いたくない人間なので、ラップも家にはありません。しかし逆に、ラップがある人は試してみても良いんじゃないでしょうか。

さらに使い捨ての紙皿ならば、食器棚すら不要になります。紙のお皿ならば、シンク下の収納にでも入れておけばそれで十分です。

食器棚を使わないために、ここまでやる必要があるかは分かりません。しかし本当にどうしようもないときは、こういう手もありかと思います。

食器棚があるお部屋も素敵ですが、一人暮らしの私には無用の長物だと感じます。1人分の食器しか持たぬ身としては、ほんの少しのスペースさえあれば十分です。

食器棚が無くて不便だと感じている人は、逆に「どうしたら食器棚なしでも快適になるか?」を考えてみてはどうでしょうか。「無い」という前提に立ってみると、アイデアというのは意外と湧いてくるものです。

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Posted by yayoi